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デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速により、「サイバーセキュリティは経営課題である」との認識が業界のスタンダードとなりつつあります。サイバーセキュリティを企業文化として根付かせるためには、サイバーセキュリティ戦略に対する経営層の方、または 製品購入に決定権を持つ方の積極的な関与が必要となっております。本セミナーでは、日本の製造業におけるサプライチェーン・セキュリティリスクを『プロセス』と『エコシステム』の二つの観点から分析し、産業制御システム(OT)のセキュリティ対策をどう進めるべきかをご紹介します。
13:30~14:00
サプライチェーン・セキュリティを理解する ~『プロセス』と『エコシステム』~
現代のサプライチェーンは『デジタルテクノロジーと政治の交差点』です。従来のサプライチェーンリスクは、自然災害などが原因でサプライチェーンに物理的な障害が発生してしまい、結果としてビジネスに支障を来たす恐れがあるというリスクを想定していました。しかし、デジタルテクノロジーに依存する現代のビジネスでは、サプライチェーンのいずれかの段階で、サイバー攻撃によるマルウェア混入・情報流出・部品調達への支障が発生する可能性も考慮する必要があります。また、日本企業のサプライチェーンを考える上で地政学的リスクの理解は欠かせません。特に、米中対立への理解は必須です。中国を最大の貿易相手国に持ち、総合大国アメリカを同盟国に持つ日本は、この二国間対立の影響から逃れることはできないからです。このセッションでは、日本の製造業におけるサプライチェーン・セキュリティリスクを『プロセス』と『エコシステム』の二つの観点から分析し、その本質に迫ります。
14:00~14:40
DX推進に欠かせないOTセキュリティ対策の本質とは
DXによる「攻め」とセキュリティ対策の「守り」は、車の両輪のごとく一体的に進める必要があります。しかしながら、工場・プラントなど産業制御システム(OT)のセキュリティ対策は、一般的な情報システム(IT)と比べて対処が遅れがちです。その理由は、OTのセキュリティ投資を難しくする要因があるからです。本セッションでは、加速する製造業のデジタル化に応じて、OTのセキュリティ対策をどう進めるべきか、今こそ必要となる経営の意思決定について説明します。