東京エレクトロンデバイスでは2月1日にIoTセミナーを開催いたしました。
当初の定員は100名でしたが、沢山の方にお申込みいただいたため増席をし、当日は120名を超える方にご参加いただきました。
本セミナーレポートでは当日ご参加いただけなかった方にも、セミナーの雰囲気をお伝えできればと思います。
【2トラック開催】現場に根付くIoTの仕組みと
それを加速するAI活用で”モノづくり” に大きな変化を
製造現場におけるIoTの活用状況が大きく変わりつつある中で、AIの登場は、製造業のIoTを加速し、ビジネスモデルに革新をもたらす手段として注目されています。
今回のセミナーは、現場に密着した視点を軸に、より具体的で実践的なアプローチとして 生産現場で成熟するIoT活用をテーマとした「IoTトラック」と、AIにより加速するIoT をテーマとした「AIトラック」との2トラックで開催をしました。
※セミナー当日の概要・アジェンダはこちらをご覧ください。
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なぜIoT/AIの導入に踏み切れないのか
国内のIoT/AI市場では、まだ「検討段階」のお客様が多く、実際に現場でのIoT活動が進んでいないことや、「ノウハウを持った人材の不足」・「データ精度の不安」・「投資対効果への不安」等の理由を、導入に踏み切れない例として挙げました。
実際にお越しいただいた方の中でも、「技術や知識が少ない」、「どのようにIoT/AIを活用したらよいか分からない」、「コストが心配」等の声が目立ちました。
このような立場ごとにも異なる課題・障壁を明確化し、ビジネス価値に繋げる方法として課題の解決手法を提供することが本セミナーの目的の1つです。
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AIの活用によりさらにIoTが加速
今回の2大テーマでもあるIoTとAIの関係性についても解説しました。
IoTを活用して良質なデータを収集し、そのデータをAIにより分析することでデータの価値を向上させることでIoTはさらに加速すると説明し、その後の各セッションでは、データの収集、蓄積、分析、活用に必要な技術、製品、サービスをIoT/AIの2つの側面に分けてご紹介しました。
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ランチタイムには軽食をお召し上がりいただきながらデモンストレーション展示をご覧いただきました。
展示の一部をご紹介します。
予知保全、画像診断を支えるAIを
自動生成する新手法
・・・時系列データから判別モデル(AI)を自動生成し、設備状態をリアルタイムで診断(詳細はこちら)
・・・画像データから判別モデル(AI)を自動生成し、製品の良否判定をリアルタイムで診断
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モノ・システムごとに異なる要件を
どうやって超えていくか
AIやIoTシステムにはセンサーデータやゲートウェイがかかせません。そのデータをどうデジタルの世界に取り込むか?エッジデバイス側でどこまで処理するか?現場の開発エンジニアが一から検討していては時間も工数も足りない、、
このような現場エンジニアの課題の助けになる多様なセンサー、ゲートウェイをご紹介しました。
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実演!
画像判別AIモデルを作ってエッジデバイスで動かすまでの手順を公開
「AIの活用、断念していませんか?まずはお試しください。」をキャッチフレーズに、
AIを安く・早く・簡単に導入できるMicrosoft Azure IoT EdgeによるエッジデバイスでのAI画像判定のデモンストレーションを行いました。
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Japan IT Week 春
第8回 IoT/M2M展 に出展します
東京エレクトロンデバイスは、2019年4月10日(水)~4月12日(金)に、東京ビッグサイトにて開催される「2019 Japan IT Week 春 前期」の【第8回 IoT/M2M展】(小間番号 : 22-36)へ出展します。
今回のセミナーテーマを継承し、「IoTの加速とAIへの挑戦」をテーマに掲げ、IoT化課題で挙げられる設備稼働監視、センシング、予知保全などの課題解決に向け、AI/IoT機器のコネクティビティ、AI/IoTサービスを実現するモジュール、AI/IoTのエッジ処理を実現するエッジデバイス構築、予知保全のためのデータ分析自動化、IoTに特化したAIセキュリティなど、AIが広げるIoTによる解決術をご紹介します。是非弊社ブースへお立ち寄りください。
今回のセミナーは、IoTとAIの2トラック開催でしたが、定員を大きく上回る多くの方からお申込みいただきました。ご来場いただいた方の声を伺うと、「何から始めたらいいか分からない」という方から、「品質改善、生産性を向上したい」、「セキュリティ対策をしたい」という具体的な課題をお持ちの方まで様々な立場の方の課題解決に役立つセミナーであったと思います。このセミナーがIoT/AIへさらに一歩踏み出すきっかけになれば大変嬉しく思います。
次回のセミナーは6月を予定しておりますが、4月にはIoT/M2M展へも出展しますので、是非弊社ブースへお立ち寄りください。また皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
(担当S)