エレクトロニクス産業に広く関われる人材を目指して
小さい頃からパソコンを使うことが好きで、中学生のときには「ホームページを作ってみたいなぁ」という興味から、独学でHTMLを勉強したこともあります。
大学では好きなことを学びたいと思い、迷わず情報系の学科に進学しました。
初めてプログラミングをしたのもこの時期で、C++の習得に悪戦苦闘していたのが今となっては懐かしいですね。
就職活動を始めるとき、情報系学科の先輩の就職先を調べてみると、ソフトウェア制作会社やシステム開発会社が圧倒的に多いことに気づきました。しかし、私が最終的に入社することに決めたのはエレクトロニクス系の専門商社である東京エレクトロンデバイスでした。「ゼロからイチをつくる」というシステム会社などの働き方にももちろん魅力を感じてはいたのですが、様々な産業分野に関わるエレクトロニクス産業で活躍できる人材になりたいと思っていたので、商社として「IT」と「半導体」の2つの事業を併せ持ち、多くの製品やお客様に接することができる東京エレクトロンデバイスに決めたのです。
選考時の思い出としては、面接でしょうか。グループ面接って、まわりの人のことも気にしながら話さないといけないので、自分をどんな風に表現するかということに気をとられがちです。その点、東京エレクトロンデバイスは一次面接から個人面接で、日常会話のような自然な雰囲気でしたので、「素」を出すことができたように思います。「この会社では自分を作らなくてもいいんだ」と。
実際に入社してからも「素」のままで受け入れてもらえる風通しの良さがあり、私にマッチしていたと思っています。
ITインフラの根底を支える
私は現在、ストレージ製品担当のエンジニアとして頑張っています。ストレージは一般的に「保管」「貯蔵」を意味していて、エレクトロニクス分野においては「保管」「貯蔵」する対象が電子データとなるわけです。企業の機密情報など、決して流出したり消失することが許されない極めて重要な情報が格納されているので、ITインフラの根底となる重要な製品群です。
このストレージ製品の導入提案や導入支援が今の私の仕事です。
企業が扱うデータ量が増大する中で、ストレージシステムを安定的に効率よく稼動させるためには、5年を目安にシステムの入れ替えを行い、機能の増強を図らなくてはいけません。お客様のシステムに障害が発生する前に、いち早く最新の製品や技術を提案する必要があります。
大学での専攻とは異なる分野の担当でしたので、入社してからは再び勉強の日々でした。最初の3ヶ月は先輩たちの会話を聞いていても何を言っているのか全く理解できずでしたね。。。まずはIT用語のオリジナル単語帳を作り勉強を始めたのを思い出します。独学でもある程度は理解できたのですが、この分野の勉強はどうしても自力では超えられない壁があるなあと感じたこともありました。そんなとき先輩方が私のために勉強の例題となるようなシステム環境を実際に作ってくれたのです。とても有難かったですね。必死に勉強しました!
製品担当エンジニアにとってお客様からの質問に回答できないことほど悔しいことはないと思っています。知識をつけ経験を積むことですべてに回答できる実力をつけたいという思いが、今の私の原動力になっていると思います。
お客様との関わりの中で意識していることは、正確な技術情報を提供するだけでなく、お客様との会話からニーズをしっかりとつかむということです。お客様がこの質問をしてくる背景はどんなものか?といった感じです。そこから「売れる種」を考える。
東京エレクトロンデバイスは商社ですから、売るために何をしないといけないかをエンジニアであってもしっかり考えています。
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9:00
出社
スケジュール確認やメールチェックをします。 -
9:30
資料作成
製品説明資料の作成をします。 -
10:00
技術サポート
お客様からの問合せ対応や、製品に関する更新情報の確認をします。 -
12:00
昼休み
オフィス近くの定食屋さんに行くことが多いです。 -
13:00
製品の検証
新ソフトウェア評価をします。 -
15:00
製品提案同行
セールスに同行し、製品説明を行います。 -
18:00
退社
友人と食事をしてリフレッシュします。