「できること」を少しずつ増やしていく教育方針
私は大学では会社経営について学んでいました。ピーター・ドラッカーのマーケティング理論に基づいて、ちまたで人気の製品がいかなる理由でヒットしていくのかという研究をしていました。
就職活動ではこれまでの勉強が生かせるよう金融関係の会社を中心に調べていましたが、その過程で今まで関わることのなかった業界や業種を知ることができました。その一つが専門商社です。
専門商社にもさまざまな分野がありますが、それまでまったく接点がなかったエレクトロニクス業界にも目を向けてみたところ、偶然東京エレクトロンデバイスのことを知り、会社説明会に参加することにしました。
知識もなく不安な気持ちで参加した会社説明会でしたが、そこで出会った先輩社員のお話しや立ち居振る舞い、きれいなオフィスを前にして不安は吹き飛びました。このオフィスで働く自分の姿を一瞬で想像することができたのです。
商社の営業部門は一般的に、お客様訪問など外勤業務を中心とする営業担当者と内勤中心で製品受発注や顧客データ管理などを行うインサイド業務担当者で構成されます。私が最初に担当したのは、ITソリューションの保守サポート契約部門でのインサイド業務でした。
最初はデータの入力や集計、資料のファイリングなど基本的な仕事から始まりました。先輩から「じゃあ、次はこれをやってみて」と言われたことに取り組んでいるうちに、少しずつ複雑な業務ができるようになりました。入社してから気付いたことですが、東京エレクトロンデバイスは自信を持って仕事ができるよう、できることを少しずつ増やしていくという教育方針です。そのおかげで、私も日々成長しているという喜びや充実感を感じながら、仕事を習得することができました。
さらなる成長を求めて営業職へ転身
保守契約部門を2年半ほど経験した後、私は営業職への職種転換を希望しました。
実はかねてから営業職に興味があったのです。学生時代にサッカー部のマネージャーをやっていた経験から、周りの人が何を求めているかを考えながら行動する働き方が自分の性格に合っていると思っていました。少しずつ自信を持ってインサイド業務を行えるようになり、さらに成長したい、さまざまな企業のお客様と関わる営業職にチャレンジしたいという気持ちが再燃していたのです。
そして、異動希望を会社に申告したところ、営業職に転換することができました。
新しい担当は、サーバーやストレージなどの機器を通信機能でつなぐネットワーク機器のシステム提案をする部署での営業職です。お客様は知識や経験が豊富な方ばかりですので、高度な専門的知識が必要となります。製品知識の習得はもちろんのこと、さまざまな周辺機器や技術の情報を積極的に吸収していく努力をしました。今までで一番勉強したのはこの時期だと思います。
先輩方からの丁寧な指導やサポートのおかげで、少しずつ理解できること、自分でできることが増えていきました。営業職になってからもうすぐ3年になりますが、現在ではさまざまな部署の人と協力してお客様向けの製品紹介セミナーの企画を担当するまでになりました。まだまだ成長段階で勉強の日々ではありますが、お客様と私とで試行錯誤しながら作り上げたシステム案件を受注した時の喜びは何ものにも代えがたいですし、その積み重ねが自分の成長につながっていると思います。
意外に思われるかもしれませんが、この業界の女性営業職は年々増えています。女性ならではのきめ細やかな対応が成果に結びつくこともたくさんある仕事なので、従来とは違う営業スタイルが求められているのだと感じています。東京エレクトロンデバイスでは、入社後に営業職に転換することも推奨していますし、新卒採用でも女性の営業職希望者を積極的に募集しています。今後はその流れをより推進する一人として、入社してくる後輩をしっかりサポートしていきたいです。
また、東京エレクトロンデバイスでは文系・理系問わず、だれでも受け入れてくれる環境が整っています。まったく知識がなかった私でも少しずつ自信をつけてきたくらいですから、少しでも興味を持たれた方はチャレンジしてほしいと思います。
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9:00
出社
スケジュール確認やメールチェックをします。 -
10:00
お客様先へ移動
商談内容を整理します。 -
11:00
商談
新規提案をお客様にご説明します。 -
12:00
昼休み
外出先ですませることが多いです。 -
14:00
移動
午後のアポのお客様先へ移動し、商談。 -
17:00
資料作成
新たな提案のための資料作成をします。 - 18:00 退社