NXP Semiconductors / Kinetis®シリーズ

Arm® Cortex®-M0+/M4/M7コアをベースとし、優れたパフォーマンス効率、メモリスケーラビリティ、および統合性を備えた低消費電力マイクロコントローラです。長期供給15年以上(一部数製品を除く)を保証しており、アプリケーション別に8シリーズを用意しています。

K32 L3シリーズ
  • Cortex-M4とM0+、最大1.25MBのフラッシュ、最大384KBのSRAMを内蔵した高性能なMCU
  • 電力の最適化とセキュリティの向上を50%向上させ、幅広い産業およびIoTアプリケーションに対応
K32 L2シリーズ
  • Cortex-M0+、 64~512KBのフラッシュ、32~128KBのSRAMを内蔵した低消費電力MCU
  • バッテリ長時間動作を必要とするコンスーマ、インダストリアル、IoTアプリケーションに最適
Kシリーズ
  • Cortex-M4、最大2MBのフラッシュ、最大1MBのSRAMを内蔵した高性能な汎用向けMCU
  • USB、イーサネット(10/100Mbps)などの通信インターフェース、セグメント/グラフィックLCD
  • 設定可能なオンチップEEPROMを実現するFlexMemory
  • SDRAM/DDRによるメモリ拡張が可能な製品も用意
Lシリーズ
  • Cortex-M0+、低消費電力アプリケーション向けの汎用MCU
  • USBなどの通信インターフェース、セグメントLCDをサポートした製品も用意
Vシリーズ
  • Cortex-M0+/M4/M7、3.3V電源、モータ制御やデジタル電力変換用途向けMCU
Eシリーズ
  • Cortex-M0+/M4、 5V電源に対応し、高い信頼性と堅牢性を兼ね備えたモータ制御向けMCU
Mシリーズ
  • Cortex-M0+、 24ビットΣΔADC内蔵のメータリング向けMCU
  • セグメントLCDコントローラ内蔵製品も用意
Wシリーズ
  • Cortex-M0+/M4、IEEE802.15.4やBluetoothⓇ Low EnergyのRFを内蔵したMCU
汎用マイコンブックレットDL

K32 Lシリーズ

K32 LシリーズMCUは、Kinetis MCUポートフォリオの成功と幅広い採用に基づき、低リークアプリケーション向けに最適化された低電力パフォーマンス、ミックスドシグナルの統合、高度なセキュリティと保護を提供するように設計されています。

主な特長

K32 L3シリーズ
  • Arm Cortex-M4 最高72 MHz、Cortex-M0+ 最高72 MHzのヘテロコア構成
  • 1.25 MBフラッシュ、384 KB SRAM
  • 外部バスにより外部メモリや外部周辺デバイスを接続可能
  • 高速IRC (48/52/56/60 MHz、±1.0~1.5%)を内蔵
  • デュアル出力可能なDC/DCにより低消費電力を実現
  • FlexIOは、UART, I2C, SPI, I2S, Camera IF, LCD RGB, PWM生成などをエミュレーション可能
  • 低消費電力対応シリアルインターフェースLP I2C, LPSPI, LPUARTを内蔵
  • AES-256, SHA-256, RSA-4096などに対応可能なCAU (Cryptographic Acceleration Unit)を内蔵
  • TRNGに対応
  • 低消費電力対応アナログ機能LP ADC, LP DACを内蔵
K32 L2シリーズ
  • Arm Cortex-M0+ 最高72 MHz
  • 最大512 KBフラッシュ、最大128 KB SRAM
  • 高速IRC (48/52/56/60 MHz、±1.0%)を内蔵
  • FlexIOは、UART, I2C, SPI, I2S, Motorola 68K/Intel 8080バス, PWM生成などをエミュレーション可能
  • 低消費電力対応シリアルインターフェースLP I2C, LPSPI, LPUARTを内蔵
  • AES-128, SHA-256などに対応可能なCAU (Cryptographic Acceleration Unit)を内蔵(K32 L2Aのみ)
  • TRNGに対応(K32 L2Aのみ)

K32 L3シリーズ ブロック図

Kinetis_K32-L3ブロック図

K32 L2シリーズ ブロック図

Kinetis_K32-L2ブロック図

K32 Lシリーズ 機能比較

Kinetis_K32-Lシリーズ

Kinetis Kシリーズ

Kinetis Kシリーズは、Arm Cortex-M4コアを採用した300品種以上のピンコンパチブルな高性能32ビットMCUです。
通信インターフェース、タイマ、アナログ機能など様々な機能を内蔵し、幅広いマーケットとアプリケーションの要求に対応可能です。

主な特長

  • Arm Cortex-M4コア(1.25 DMIPS/MHz)を採用し、50 MHz, 72 MHz, 100 MHz, 120 MHz, 150 MHz, 180 MHzの製品ラインアップ
  • 32 KB~2 MB フラッシュメモリ、8 KB~1 MB RAM、オプションでSDRAM/DDRをサポート
  • Kinetis独自の低消費電力・高信頼性90 nm 薄膜ストレージフラッシュメモリ、FlexMemoryによりサイズ設定可能なオンチップEEPROMを実現
  • 各種通信インターフェース(UART, SPI, I2C, I2S, CAN, USB, イーサネットなど)
  • 3相BLDCモータ用PWM出力をサポートするFlexTimer(FTM)
  • 16ビットADC, 12ビットDAC, コンパレータ, オペアンプ等のアナログ・ペリフェラル
  • 32ピン~256ピンまでのパッケージを用意

Kシリーズ ブロック図

Kinetis_Kシリーズ ブロック図

Kシリーズ 機能比較

Kinetis_Kシリーズ機能比較

Kinetis Lシリーズ

Kinetis Lシリーズは、Arm Cortex-M0+コアを採用した175品種以上の互換性のある低消費電力、高性能32ビットMCUです。
無償提供のMCUXpresso SDKをご使用頂くとKシリーズとソフトウェア互換のローエンド製品の開発が可能になっています。

主な特長

  • 超低消費電力のArm Cortex-M0+コアを採用
  • DeepSleepモード状態でデータ転送が可能なDMAにより電力消費を削減
  • Kinetis独自の低消費電力・高信頼性90 nm 薄膜ストレージフラッシュメモリ
  • プログラマブルなシリアルインターフェースFlexIOを内蔵
  • 16ビットADC, 12ビットDAC, コンパレータ等のアナログ・ペリフェラル
  • 2.0 x 1.6 mmの20ピンWLCSP、 8 x 8 mmの121 XFBGAや標準的な100ピンLQFPパッケージを用意

Lシリーズ ブロック図

Kinetis_Lシリーズブロック図

Lシリーズ 機能比較

Kinetis_Lシリーズ機能比較

Kinetis Vシリーズ

Kinetis Vシリーズは、Arm Cortex-M0+、Cortex-M4、Cortex-M7コアを採用し、幅広いBLDC、PMSM、ACIMモータ制御およびデジタル電力変換アプリケーション向けに設計された高性能32ビットMCUです。

主な特長

  • 240MHzで動作するArm Cortex-M7コア(KV5x)、100, 120, 168MHzで動作するCortex-M4コア(KV4x、KV3x)、75MHzで動作するCortex-M0+コア(KV1x)を採用
  • 最小300 ps前後の高分解能PWM出力が可能なeFlexPWMを内蔵(KV5x, KV4x)
  • 4 Msps以上の高速A/D変換が可能なADCを内蔵(KV5x, KV4x)
  • 各種通信インターフェース(UART, SPI, I2C, I2S, CAN, USB, イーサネットなど)
  • ハードウェアルート計算、割り算器を内蔵(KV1x)

Vシリーズ ブロック図

Kinetis_Vシリーズブロック図

Vシリーズ 機能比較

Kinetis_Vシリーズ機能比較

Kinetis Eシリーズ

Kinetis Eシリーズは、Arm Cortex-M0+/M4コアを採用し、厳しい電気ノイズ環境でも高い信頼性と堅牢性が要求される白物家電や産業用アプリケーションをターゲットとして開発された5V電源電圧に対応するMCUです。

主な特長

KE1xFファミリー
  • 高性能なArm Cortex-M4コアが最高168MHzで動作
  • 最大576KB フラッシュ、最大64KB SRAM 、ユーザが設定可能なオンチップEEPROMを実現するFlexMemory
  • CAN 2.0B準拠のFlexCAN、高信頼性シリアル通信インターフェース
  • 豊富なタイマー機能
  • 12ビットDACなど豊富なアナログ機能
KE1xZファミリー
  • Arm Cortex-M0+コアを採用
  • 最大256KB フラッシュ、最大32KB SRAM 、ユーザが設定可能なオンチップEEPROMを実現するFlexMemory
  • HMIシステムに使用可能な新設計のTSI (タッチセンシングインターフェース)
KE0xファミリー
  • Arm Cortex-M0+コアを採用
  • Kinetis Eシリーズへのエントリグレード
  • Eシリーズ全体および8ビットS08Pファミリーとピンコンパチブル

KE1xFファミリー ブロック図

KE1xFファミリー ブロック図

Eシリーズ 機能比較

Kinetis_Eシリーズ機能比較

Kinetis Mシリーズ

Kinetis Mシリーズは、Arm Cortex-M0+コアを採用し、強力な32ビット処理能力と高精度アナログ、セキュリティ、およびHMI機能を必要とする1、2、3相電力メーター用の低コスト、高集積ソリューションのMCUです。 有効電力、無効電力、皮相電力を計算するための計測ファームウェアが無料で提供されています。

主な特長

  • Arm Cortex-M0+コア、最高動作周波数75 MHz
  • NXP独自のハードウェアArithmetic UnitによりM0+コアではサポートしていない次の計算を高速に実行
  •   - 64 x 32乗算
      - 32 x 32, 64 x 32積和演算
      - 32/32, 64/32, 64/64除算
      - 32ビット、64ビットルート計算

  • 高精度24ビットΣΔ ADCと電流増幅用のPGAを内蔵
  • アナログ回路用の電圧リファレンス回路内蔵

Mシリーズ ブロック図

Kinetis Mシリーズ ブロック図

Mシリーズ 機能比較

Kinetis_Mシリーズ機能比較

Kinetis Wシリーズ

Kinetis Wシリーズは、クラスをリードする2.4 GHz RFトランシーバとArm Cortexコアを統合し、信頼性が高く、安全で低消費電力の組み込みワイヤレスソリューションのための堅牢な機能セットを提供します。

主な特長

KW39/38/37ファミリー
  • FlexCANを統合し、車載または産業用CAN FD通信をサポート
  • 長距離無線機能をBluetooth Low Energy v5.0およびGeneric FSK(250、500、1000 kbps)でサポート
  • マスター/スレーブの組み合わせで最大8つの同時セキュア接続をサポート
KW36/35/34ファミリー
  • 自動車、産業用、および医療用の組み込みシステム向け
  • FlexCANを統合し、車載または産業用CAN FD通信をサポート
  • Bluetooth Low Energy v5とGeneric FSK(250、500、1000 kbps)をサポート
  • 超低電力、高集積シングルチップMCU
KW41/31/21Zファミリー
  • Bluetooth®low energy v4.2、Generic FSK(250、500、1000 kbps)、およびIEEE 802.15.4準拠のモデムを統合
  • タイムスライスで同時に複数のプロトコルをサポート (KW41のみ)

KW39/38/37ファミリー ブロック図

KW39/38/37ファミリー ブロック図

Wシリーズ 機能比較

Kinetis_Wシリーズ機能比較

汎用マイコンブックレットDL

お問い合わせ / お申し込み

お見積り・資料請求・技術的なお問い合わせ等

ページの
先頭へ