NXP Semiconductors / i.MX RTシリーズ

メーカー情報を見る

クロスオーバーMCUのi.MX RTシリーズは、Arm^®Cortex^®-Mコア、リアルタイム機能、およびMCUの使いやすさをコスト効率の高い価格で提供しています。
Cortex-M7コアを採用したi.MXRT10xx / RT11xxファミリーと高性能DSPとCortex-M33コアを組み合わせたi.MX RT500 / RT600ファミリーを提供しています。

参考：i.MX RT/Kinetis/LCP向け開発ツール

i.MXRT10xx / RT11xxファミリー

i.MXRT10xx / RT11xxファミリーは、Cortex-M7コアを採用し、80ピンLQFPパッケージのローエンドi.MX RT1010から最高周波数1 GHzで動作する i.MX RT1170を提供しています。

主な特長

高性能リアルタイム処理	コアクロックで動作するTCM (Tightly Coupled Memory)を最大512 KBまで構成可能命令およびデータ用のキャッシュメモリを内蔵 TCMやキャッシュによりリアルタイム処理を実現 – 1 GHz動作時、割り込みレイテンシ最小12 ns
ハイレベルな統合	AES-128, HABによる高いセキュリティ、QSPI Flash即時復号処理 GPU2D、2Dグラフィックスアクセラレータエンジン、パラレルおよびMIPI DSI/CSI 最大WXGA (1366×768) のLCD ディスプレイコントローラデジタルマイクロホン、マルチチャネル、高性能オーディオや音声用のI2Sインターフェースイーサネット最大3ポート（AVB, TSNを含む）、CAN（FlexCANまたはCANFD）最大3ポート特定アプリケーション向け製品 – i.MX RT106A：Alexa Voice Service対応音声認識 – i.MX RT106F：顔認証 – i.MX RT106S：MCU単体での音声認識
低価格BOMコスト	DCDCやLDOを内蔵し、複雑な外部電源回路が不要 BGAは4層基板、LQFPは両面基板の設計が可能 Quad/OctalシリアルFlash、SDRAMインターフェース
使いやすさ	現在の開発環境（NXP MCUXpresso IDE、IAR EWAR、Arm KEIL MDK）を継続使用可能 MCUXpressoソフトウェアやツール、パートナーソリューションやグローバルArmエコシステムを使用して簡単で迅速な開発を実現単一電源により、電源回路設計を簡素化 LPC、Kinetis、i.MX アプリケーション・プロセッサへのスケーラビリティ

i.MXRT10xx / RT11xxファミリーブロック図

i.MX RT10xx 機能比較

i.MX RT11xx 機能比較

i.MX RT500 / RT600ファミリー

i.MX RT500 / RT600ファミリーは、Cadence® Tensilica® DSPコアとArm Cortex-M33コアのリアルタイム機能を組み合わせた安全な組み込みクロスオーバーMCUです。

主な特長

i.MX RT500ファミリー	Cadence Tensilica Fusion F1 DSPコア 200 MHz 最新Cortex-M33 CPUコア 200 MHz w/TrustZone® 最大5 MB SRAM グラフィックエンジン内蔵（オプション）外部フラッシュ用の即時復号化エンジンを備えたOctal / Quad SPIインターフェース低電力HMIアプリケーション向けに最適化
i.MX RT600ファミリー	高性能のCadence Tensilica HiFi 4オーディオDSPコア 600 MHz 最新Cortex-M33 CPUコア 300 MHz w/TrustZone 4.5 MB SRAM 外部フラッシュ用の即時復号化エンジンを備えたOctal / Quad SPIインターフェースオーディオ再生および音声ユーザーインターフェースアプリケーション向けに最適化