Infineon Technologies / 環境センサー(CO2センサー)

従来のCO2センサー製品にはサイズ・コスト・性能の面で制約があり、普及が妨げられていました。
PAS CO2センサーは、PAS（光音響分光法）技術と、インフィニオンが主導的な地位を誇るMEMS技術(*1)を活用することによって、小型化・低コスト化・高精度化を実現しております。
また、ベースラインの強制補正・自動補正に両対応しており、UART・I2C・PWMの3インターフェースに対応するため、開発の柔軟性にも優れております。

*1 PASの原理
赤外光源からの光のパルスは、CO2の吸収波長（λ=4.2μm）の光学フィルターを通過します。測定室内のCO2分子は、フィルターを通過した光を吸収することで、パルスごとに分子が揺れ、圧力波が発生します。これを「光音響効果」といいます。高感度のMEMS音響検出器は、センサーキャビティ内のCO2分子が発生させる圧力変化を検出して、マイクロコントローラがその出力をCO2濃度の読み取り値に変換します。ppmの読み取りをなるべく正確に行うために、音響検出器は低周波動作に最適化されており、吸収室は外部ノイズから音響的に隔離されています。

メーカー製品サイト

• プラグ＆プレイ：マイクロUSBケーブルでPCと直接接続
• センサーのすべての主要機能を利用可能
• センサー履歴情報を記録
• 全ての電源をオンボードで生成
• I2C経由でデバイスにアクセス可能
• ソフトウェア
  XENSIV™ PAS CO2 Sensor2Go キットは、XENSIV™ PAS CO2 Sensor2Go GUI上で評価することが可能です。
  これはプラグアンドプレイソリューションです。
  PCにツールをインストールし、評価キットをPCに接続するだけで、CO2センサーの評価を開始できます。

• HVAC（暖房・換気・空調）システム
• 空気清浄機やIoTデバイスなどのスマートホームおよび建築用ビルディング機器
• CO2を警告する大気質モニター

XENSIV™ PAS CO2センサーミニ評価ボードには、PASトランスデューサ、マイクロコントローラ、およびMOSFETが組み込まれています。PASトランスデューサには、MOSFETによって周期的にチョッピングされる黒体放射を持つ独自の赤外線エミッタ、CO2波長に調整された狭帯域光学フィルタ、圧力センサとして機能し低周波動作に最適化されているインフィニオンのMEMSマイクロフォンが含まれています。
 

メーカー製品サイト