アットマークテクノ / Armadillo Base OS
IoT機器の長期運用に最適、セキュリティも考慮されたコンテナ型Linux OS
「Armadillo Base OS(以下、ABOS)」は、アットマークテクノが提供するArmadillo専用ディストリビューションです。LinuxベースのOSで、コンテナ管理機能やソフトウェアアップデート機能などを搭載しています。開発が簡単なだけではなく、セキュリティも考慮された安全性の高いIoT機器を構築することができます。ABOSを搭載するArmadilloシリーズはデバイス運用管理クラウドサービス「Armadillo Twin」に対応するため、長期の安定運用をサポートする環境も用意されています。
PC画面からの操作でアプリケーションを簡単に開発
アプリケーションはVS Codeで簡単に開発することができます。専用のエクステンションをインストールすることで、プロジェクトの作成やタスクの実行などをアクティビティバーから選択できるようになり、Linuxコマンドを打つ必要がありません。Armadillo本体にログインせずにPCとVS Codeだけで組み込みアプリケーションを開発できます。
Webブラウザから各種の接続設定
LTEやWLAN等のネットワークをはじめ、各種の接続設定をWebブラウザからの簡単な操作だけで完結できます。従来はコマンド入力で行っていた作業がブラウザ画面からの操作で設定可能となり、開発から保守まで幅広く工数を削減することができます。また、エッジ処理の必要がないIoTルーターとしての利用であれば、初期設定から運用時の設定まで行えます。
強固なセキュリティ機能でIoTデバイスを襲う脅威から保護
- ● 安全な最新OSを長期にわたり継続供給
- ● アップデート失敗時はロールバックが可能
- ● デバイスのなりすましを防止
- ● 堅牢性の高いファイルシステム
- ● アクセス権限を設けてアプリケーション管理
- ● SBOM(ソフトウェア部品表)を取得可能
- ● 信頼できるソフトウェアだけをアップデート
- ● GPLv3を含まない構成に対応
脆弱性対策が施された最新OSを、開発元のアットマークテクノが継続的にアップデートして提供
OS・ブートローダー・コンテナ部分は安全性を担保するため二面化し、リカバリー機能
デバイス証明に利用できるセキュアエレメントを搭載するほか、セキュア環境「OP-TEE」を利用可能な状態で提供
ストレージへの書き込み回数を減らして消耗を抑制するなど、高い堅牢性を有します。運用ログの記録機能も搭載
コンテナにはアクセス権限を設けて管理することができるため、セキュアな運用が可能
ISO/IEC5962に準拠したSBOMを提供しています。これによりソフトウェアのトレーサビリティが確保
正しく署名されたソフトウェアのみアップデートできる仕組みや、差分アップデート機能も用意
GPLv3(GNU General Public License 第3版)のソフトウェアを含まない構成で、幅広い組み込み機器に採用可能