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市場環境と業績の見通し

事業計画前提

2023年4月28日開催の本決算説明会において、 中期経営計画VISION2025の最終年度である2025年3月期に向けた事業計画の前提と業績見通しの流れについて説明したものです。

2023年3月期は、中期経営計画 VISION2020からVISION2025を通して、最も急峻に立ち上がった急伸フェーズでした。EC事業が部門別財務指標を大きく超え、全社業績をけん引しました。背景としては、半導体需要が極めて旺盛であったこと、IT投資が堅調であったこと、前年比で大幅な円安に移行したことが挙げられます。

2024年3月期は調整フェーズとなります。背景としては、半導体需要に分野別で濃淡があるものの、前年比でマイナスとなることが挙げられます。また、半導体商権の拡大がある一方で、半導体メーカーによる直販化などに起因する減少も見込んでいます。なお半導体商権拡大の業績への本格的な寄与は2025年3月期からを見込んでおります。

2025年3月期、VISION2025の最終年度は、増益増収の成長フェーズに戻る見通しです。その背景として、EC事業については半導体市場は幅広い分野で回復すること、CN事業についてはIT投資が堅調に推移することに加えて、サービスビジネスの拡大により収益性の向上が見込まれること、PB事業については、部材の調達難が緩和されて製品の製造が加速されることに加え、新製品の投入による収益性の向上が見込まれることがあります。

2024年3月期 業績見込み

2024年3月期の業績見込みです。
売上高は、前期比103億5,000万円減少の2,300億円、経常利益は前期比4億7,800万円減少の120億円、当期純利益は前期比3億2,800万円減少の84億5,000万円を計画しています。