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トップメッセージ

さらなる飛躍と社会貢献を目指し新たな中期経営計画VISION2025が始動 代表取締役社長 徳重 敦之

平素は格別なるご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。2022年3月期は、新たな中期経営計画となるVISION2025を開始する年度となります。これは前の中期経営計画VISION2020から続く今後4カ年の経営計画であり、さらなる企業価値の向上と、事業活動を通じた社会貢献を目指す私たちの新たな指針です。

VISION2020 振り返り

VISION2020 実績報告

2016年3月期から6カ年の中期経営計画としておりましたVISION2020は、2021年3月期で期間完了となりました。最初にこの6年間の取り組みの状況と、その結果および達成状況につきまして報告いたします。

 VISION2020では、「成長」「安定」「価値創造」を事業方針とし、2021年3月期の売上高2,000億円、経常利益率3.5%以上、ROE15%以上の3つを最終目標としておりました。CN事業、EC事業を基盤ビジネスと位置づけて安定的な利益成長を目指すとともに、PB事業では当社のノウハウを融合させた競争力のある独自製品の開発、製造、販売を強化する事業体制の確立を目指してまいりました。

 CN事業では主にサービス事業を取り込んだストックビジネスモデルの構築に、EC事業では技術サポート力の強化に基づいた商権の拡大などに取り組みました。またPB事業では、株式会社アバール長崎(現:TED長崎)とファーストの連結子会社化による事業領域の拡大と、既存事業とのシナジー創出による成長に向けた事業インフラの強化に向けた活動を行ってまいりました。

 以上の結果、2021年3月期の実績は、売上高1,432億円、経常利益率3.2%、ROE11.4%となりました。目標に届かず、事業環境の変化や計画見通しに対する認識の甘さを反省する一方で、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、期末時価総額、配当金で上場来レコードとなるなど、主だった経営指標で一定の成果も得られたと認識しております。

 この6年間を通して培った経験や反省を最大限に生かし、新たな4カ年計画であるVISION2025に向けて、より一層強く取り組みを進めてまいります。


中期経営計画 実績と計画

新中期経営計画 VISION2025

中期経営計画VISION2025は、VISION2020から連続性のある新たな経営計画です。2025年あるいはそれ以降の事業環境を「Society 5.0の到来」と想定し、またその環境下における当社のMISSIONとして「DRIVING DIGITAL TRANSFORMATION」を、VISIONとして「技術商社機能を持つメーカーへ」を掲げております。

DIGITAL TRANSFORMATION(DX):デジタルトランスフォーメーション
デジタル技術を応用して、革新的な仕組み、サービスやビジネスを新たに生み出すこと。

事業環境 ―Society 5.0の到来

2025年、私たちを取り巻く環境は、情報の共有が可能となったSociety 4.0から、システムを通じて高度に最適化される高効率スマート社会「Society 5.0」への進展が始まっていると想定しております。

 Society 5.0では、IoT・ロボットといった先端技術によって人的リソースが代替され、効率化や省力化が可能となります。またAIやビッグデータを基にした情報の集約や分析により、効率よく必要な人に、必要なタイミングで、必要なモノ・サービスが提供されることが可能となります。

 このような高効率スマート社会では、高度に最適化された様々なシステムが提供されるでしょう。

MISSION ―DRIVING DIGITAL TRANSFORMATION

デジタルトランスフォーメーションを実現する
製品・サービスを提供し
高効率スマート社会の持続的発展に貢献する

Society 5.0の環境下において提供される各種システム、これらに欠かすことのできないデジタルトランスフォーメーションを実現する製品やサービスを提供し、高効率スマート社会の持続的発展に貢献するとともに、企業の成長を目指してまいります。

VISION ―技術商社機能を持つメーカーへ

社会のデジタルフォーメーションをより直接的に推進するため、当社はこれまでの「 メーカー機能を持つ技術商社」から「技術商社機能を持つメーカー」へ業態を進化させます。商社としての機能、メーカーとしての機能、2つの観点から発展を目指します。前者については「進化する技術商社機能」として、より大きな利益成長に向けて「製品提供」から「サービス提供」に事業を拡大していくこと等を方針としております。また後者については「メーカーとして目指す形」として、ヒト機能の置き換えを実現するモノづくりシステムメーカーになることなどを方針としており、重点的に取り組んでまいります。

進化する技術商社機能
  1. データ・サービス・ストックビジネスを利益源泉とするビジネスモデル
  2. メーカー事業の成長に資する顧客基盤の維持・拡大
  3. 安定的な利益基盤の構築
メーカーとして目指す形
  1. モノづくりシステムメーカー
  2. ODMメーカー
  3. 課題解決型の設計開発部門
  4. 高効率スマート工場

財務モデル

VISION2020からの基本方針「増益増収(増益率>増収率)」を維持し、収益性を最重視した持続的成長により、目標と定めるVISION2025の財務モデル達成に向けて、取り組みを進めてまいります。

2025年3月期
売上高
2,000億円±10%
経常利益率
>5 %
ROE(株主資本)
>15 %
売上高構成比 経常利益率
CN事業 20% > 13%
EC事業 70% > 2%
PB事業 10% > 10%

事業活動トピックス

2022年3月期は、この度始動した中期経営計画の最初の年度となります。VISION2025の実現に向けて事業体制を強化すべく、幾つかの施策を開始します。目標の達成に向けて、取り組みを加速させてまいります。

TED AI Lab の稼働

01データ・サービス・ストックビジネスを利益源泉とする
ビジネスモデル

AIビジネスの実証実験環境を提供する「TED AI Lab」を始動しました。それぞれ特徴がある2つのAIプラットフォームを設置し、幅広い顧客層向けに、さまざまな用途に適した実証実験サービスを提供します。AIを今後の成長が期待できる分野と位置づけ、マーケティングと技術開発を促進します。またTED AI Labの活動を通じて得られた技術・知見・ノウハウを、当社のAI 関連ビジネスへ応用していきます。

TED ROBOT CENTER の開設

02モノづくりシステムメーカー

2021年6月、3Dビジョンロボットシステム「TriMath」の開発および実演を行うロボット施設である「TED ROBOT CENTER」、通称TRCを開設しました。TriMathを搭載したロボットの実演デモや技術解説に加え、現場の課題に対する解決策の提案や導入後のサポートなど、システム導入における検証をトータルで行える環境を提供します。潜在的な需要を開拓するとともに、ビジョンロボットシステムの高度化を進めていきます。

TED長崎 本社・工場移転

03高効率スマート工場

2021年5月、TED長崎の新しい本社・工場を開所しました。この新工場の延床面積は、以前の工場と比べて6割以上拡大しており、今後の生産能力の増強に対応できる設計となっております。また生産性の向上を目的に、トレーサビリティ管理や生産工程の見える化を強化する予定です。生産能力を増強するとともに、品質保証体制を向上させた高効率スマート工場を目指します。

ごあいさつ

VISION2020の6年間を通して培った実績を基に、VISION2025で掲げた目標の実現に向けて取り組んでまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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