Texas Instruments:AM57xx SDKでサポートされているブートモード

Q)AM57xxシリーズのSDKでサポートされているブートモードを教えてください

AM57xxシリーズのSDKでサポートされているブートモードを教えてください
AM57xx-IDKでデフォルト以外のブートモードを有効にするために必要な変更方法について教えてください

A)回答

AM57xx SoCは、TRM(文書番号:spruhz6):Table 33-9. Booting Devices Orderに記載の
ブートモードをサポートしています。

ここではAM57xxでu-boot/Linuxを使用する際の一般的なブートモードのサブセットについて
紹介します。

AM57xxには複数の評価ボードがあり、それぞれに独自の機能があります。
 AM57xx-beagle-x15:
 AM571x-IDK:
 AM572x-IDK:
 AM574x-IDK:

以下の表は、これらのボードでサポートされているブートモードをまとめたものです。

以下の表は、SDK6.03でデフォルトで有効になっているブートモードをまとめたものです。

SDK 6.03でのSPI有効化について:

[MLO/u-boot.img を QSPI に書き込むためのコマンド]
 mmc rescan
 fatload mmc 0 ${loadaddr} MLO
 sf probe 0
 sf erase 0x00000 0x200000
 sf write ${loadaddr} 0x00000 ${filesize}
 fatload mmc 0 ${loadaddr} u-boot.img
 sf write ${loadaddr} 0x40000 ${filesize}

 Boot手順詳細についてはFoundational_Components_U-Bootサイトを参照:

AM571x-idk/AM572x-idk/AM574x-idkのボード変更の詳細

AM57xx SoCのブートモード:図1

AM571x-IDK / AM572x-IDK / AM574x-IDK Sysbootピンのレイアウト: 図2

これは、AM571x-IDK/AM572x-IDK/AM574x-IDKに適用されています。
上記の回路図のデフォルトのブートモードはsysboot [2:0] = 0x6です。

UART ブートを有効にするには :
・sysboot [2:0] = 0x4、UARTをセカンダリブートとして設定。
・(BIT1を1から0に反転):
 -R435を取り外し、R454用の10Kオーム抵抗を取り付け。

SATA ブートを有効にするには :
・sysboot [2:0] = 0x3、SATAをセカンダリブートとして設定。
・(BIT 2を1から0に反転し、BIT0を0から1に反転):
 -R436を取り外し、R455用に10Kオームの抵抗を取り付け。
 -18Kオームの抵抗:R434を取り付け、R453の10Kオームの抵抗を取り外す。

USB DFU ブートを有効にするには :
・sysboot [2:0] = 0x4に設定し、USBDFUをプライマリブートとして設定。
・(BIT1を1から0に反転):
 -R435を取り外し、R454用の10Kオーム抵抗を取り付け。

eMMC ブートを有効にするには :
・sysboot [5:0] = 0b100010、eMMCをセカンダリブートとして設定。
・(BIT2を1から0に反転、BIT5を0から1に反転):
 -R436を取り外し、R455用の10Kオーム抵抗を取り付け
 -18Kオームの抵抗:R439を取り付け、R458の10Kオームの抵抗を取り外す。

更新日時 : 2022/01/13 15:39
※この回答内容は作成時点での情報です。

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