Everspin Technologiesエバースピン・テクノロジーズ

米国アリゾナ州に本社を置くエバースピン・テクノロジーズは、磁気抵抗を用いたランダムアクセス・メモリ“MRAM”の開発と生産で世界をリードする企業です。米国大手半導体メーカーであるフリースケール・セミコンダクタ社（NXPセミコンダクターズ社）により研究開発が進められたMRAM技術は、2006年に世界で初めて製品化され、その後2008年6月に同社からスピンアウトしてエバースピン・テクノロジーズが設立されました。

MRAMは不揮発性と高速性を合せもち、磁気素子でデータを保持するその構造により書き換え回数が無制限のため、産業分野などの高信頼性が求められる組み込み機器に最適です。Read/Write 35nsアクセスのSRAM互換製品、クロック速度40/50/104Mhzで書き込み待ち時間なしのSPI製品は、高度な信頼性が要求される、産業機械、ストレージ/サーバ、金融機器、医療機器、輸送機器などに幅広く採用されています。また、最新のスピントルク技術を応用したSTT-MRAM製品では更に大容量製品のリリースを予定しています。