Texas Instruments:ISOW7821 放射ノイズについて
Q)ISOW7821 放射ノイズについて
ISOW7821を検討しています。
放射ノイズ試験を実施時60M~70MHzにてピークが出てNGになりました。
原因を特定しているなかで、該当ICからでていることが分かりましたが、対策案を教えてください。
A)回答
放射ノイズ試験結果は60MHzでの放射を示しておりますが、これはISOW7821のスイッチング周波数となります。
ISOW7821自体の放射は少ないですがPCBとPCBに接続されているケーブルがアンテナのように機能し、
エミッションが高くなります。
下記手順により排出量が改善されるかと思いますのでご検討ください。
1.60MHzで1kΩ以上のインピーダンスのコモンモードチョークをVCC/GND1とVISO/GND2に追加してください。
推奨部品はACT45B-101-2Pとなります。
2.すべての入出力データラインに1kΩ以上の抵抗を追加してください。
この抵抗が立ち上がり時間と立ち下がり時間に影響を与える場合は、
60MHzで1kΩ以上のインピーダンスの値を代用することも可能です。
推奨部品はBLM18BD252SZ1Dとなります。
3.コモンモードチョークとフェライトビーズの接続について
PCBレイアウトの例は下記となりますので参考としてください。
更新日時 : 2019/10/31 17:35
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