投資家の皆様へ

中期経営計画

更なる企業価値の向上を目指して当社グループが躍進し続けていくことを念頭に置き、新たな中期経営計画「VISION2030」を策定しました。ここでは、現行計画「VISION2025」の進捗状況の振り返りと、新たな計画の内容をご紹介します。

中期経営計画 VISION2025(対象期間: 2022年3月期〜2025年3月期)

中期経営計画「VISION2025」では、「DRIVING DIGITAL TRANSFORMATION」をミッションに、「技術商社機能を持つメーカーへ」を VISIONに掲げ、当社グループにおける 3つの事業(EC事業:半導体及び電子デバイス事業、PB 事業:プライベートブランド事業、CN 事業:コンピュータシステム関連事業)が、それぞれのビジネス領域において利益成長に繋がる取組みを続けてきました。

この結果、2023年3月期に続き、2024年3月期についても前期比“増益増収”にて、当初示した VISION2025の財務指標を2期連続で上回り、業績面で計画を達成しました。

VISION2025 財務指標 2023年3月期 2024年3月期
売上高 2,000億円±10%
(1,800〜2,200億円)
2,403億円 2,428億円
経常利益率 > 5% 5.2% 5.7%
ROE > 15% 26.1% 25.1%

財務指標に関しては2期連続で達成した一方、VISIONとして掲げた「技術商社機能を持つメーカーへ」とい う点については、計画期間において必ずしも具現化・達成できたとは言えず、より一層の注力と「メーカー化」 への信念を持った取組みの継続が必要であると考えています。 今般、更なる企業価値の向上を目指して当社グループが躍進し続けていくことを念頭に置き、新たな中期経営計画を策定しました。

新中期経営計画 VISION2030(対象期間:2026年3月期〜2030年3月期)

新たな中期経営計画「VISION2030」のミッション(経営方針)とVISIONを下記のように制定しました。

Mission

半導体やITを中心とする最先端テクノロジーを通して
社会課題に向き合い
期待を超える価値を持つ解決策を提供することで
社会の持続的発展に貢献する

当社グループは、技術商社としてして培った視座で、継続的に生まれてくる社会課題と向き合い続けます。そして社会(顧客)の期待を超える価値を持つ解決策を提供することで、最先端テクノロジーの社会実装を推進し「超スマート社会」の実現に貢献していきます。

Vision

メーカーと技術商社の力で
潜在的な社会課題を解決する会社

中期経営計画「VISION2025」では、「技術商社機能を持つメーカー」というビジョンのもと、メーカーとしての力を強化してきました。新中期経営計画「VISION2030」ではAIに代表される今後のあらゆる市場課題に対応するため、「メーカー機能」と「技術商社機能」の両面から課題解決を追求していきます。当社グループは「メーカーと技術商社の力で潜在的な社会課題を解決する会社」を目指します。なお、メーカー機能の強化による持続的な収益性向上への決意は変わりません。

当社グループを取り巻く事業環境については、DXや EV の普及、AI の応用拡大を背景として半導体市場の成長が見込まれる中、製品・サービスの多様化や新市場開拓を行う一方で、地政学的リスクへも注視が必要な状況が続くものと考えています。また、AI や EV 向けの需要の増加とともに技術革新が進み、半導体及び半導体製造装置市場も拡大基調で成長しつつある中、顧客の DX 化とともにサイバーセキュリティが重要視され、AI や自動化技術の活用も求められていきます。このような状況から、当社グループにおいても柔軟なソリューションの開発と顧客ニーズへの迅速な対応が引き続き不可欠なものとなっていきます。

これらの事業環境を踏まえた個別の事業戦略等は次のとおりです。

[EC事業:半導体及び電子デバイス事業]
  • 産業機器、車載関連機器、クラウドサービス、OTセキュリティ分野などの成長マーケットに注力
  • 半導体の専門知識を生かし、ソリューション型ビジネスを展開
[PB 事業:プライベートブランド事業]
  • 計測・検査技術を核に、ウェーハ検査装置を中心とした製品をグローバルに提供
  • 半導体関連技術と高品質な開発・製造基盤を生かし、医療ODM及び基板OEMのサービスを強化
[CN 事業:コンピュータシステム関連事業]
  • 顧客のニーズを理解し、DXを支えるソリューションとサービスを提供
  • 顧客のデジタル技術活用を支援し、顧客満足度を向上

VISION2030 財務モデル(目標とする経営指標)と資本政策

VISION2030における定量的な目標として設定する財務モデルおよび事業ポートフォリオは次のとおりです。

財務指標
売上高 3,000〜3,500億円
経常利益率 8%以上
ROE 20%以上
売上構成 経常利益率
CN事業 15% 12%
EC事業 75% 7%
PB事業 10% 10%

VISION2030 サステナビリティへの取組み

VISION2030におけるサステナビリティへの取組みは次のとおりです。

当社グループは、新しい中期経営計画を通じて、持続的な社会の発展と企業価値の向上を目指していきます。

  • マークをクリップすると新しいWEBページが開きます。
    ポップアップブロック機能の作動により、クリックしても開けないことがあります。
  • PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerはアドビシステムズ株式会社より無償配布されています。

    pdf