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決算説明会 質疑応答

2025年3月期 中間決算説明会における主なQ&A

説明会風景写真
Q1コロナ禍前と比較して在庫レベルが高い理由を教えてほしい。
A1顧客の生産計画に基づいて仕入れを行っていますが、産業機器のエンドユーザーが多い中国の市況が減速しており、当社顧客である産業機器メーカーの在庫は多い状態です。そのため、当社の在庫の動きもスローになっています。
Q2在庫削減のために値下げを行うか。また、在庫水準の適正化はいつ頃を見込んでいるか。
A2 値下げは行いません。顧客への販売価格は発注の時点で決定するので、利益率への影響もありません。在庫の動きは、少なくとも年内まではスローであり、2025年1月〜3月頃に動き出すと見ています。
Q3産業機器需要の回復を第4四半期と示唆しているが、遅延リスクはあるか。また需要の動向を教えてほしい。
A3アメリカ大統領選挙後のマクロ経済の動向や中国政府の補助金などの政策の影響により、回復時期の遅延リスクはあると考えています。顧客の需要は、全般的には回復の動きはありますが、業種によってまだら模様です。
Q4セレブラス社「CS-3」を活用して開発した独自大規模言語モデルについて教えてほしい。
A4当社の独自大規模言語モデルは、Meta社の「Llama-3-8B」を基盤モデルとして、日本語の一般コーパスと社内の製品サポートデータなど1,700億を超えるパラメーターを読み込ませています。特定の用途向けではなく、多くの皆さまに使っていただける形で提供します。また、お客様の大規模言語モデルの開発サポートも行っていきます。
Q5AI需要の増加で官公庁へのソリューション販売は増えるか。販売価格とマージンの先行きも教えてほしい。
A5当社が携わることができるかは別として、案件自体は増えていくと考えています。
販売価格とマージンの先行きについては、システムの規模や顧客の予算によりますが、一般的には数量増加でマージンは下がるため、官公庁向けも同様の動きになると思います。
Q6どのような会社がM&Aのターゲットになるのか。
A6これまで当社が築いてきた計測・検査等の技術を拡張させる技術アセットの取り込みと、当社の技術を応用できる顧客アセットの取り込みという観点で検討していきます。
Q7PB事業の技術開発について教えてほしい。
A7半導体製造においては積層技術が高い注目を集めており、これまでとは異なる計測・検査のニーズが出てきています。当社はアドバンスドパッケージ工程など新たな工程に向けた計測・検査において、より高い精度の検査を高速で行うための技術開発を進めていきます。

以上


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