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決算説明会 質疑応答

2023年3月期 中間決算説明会における主なQ&A

説明会風景写真
Q1半導体需要の動向について、今下期(2023年3月期下期)から来期(2024年3月期)にかけての見通しは。
A1最先端プロセスを使用するメモリやCPUは逼迫の緩和が進んでいますが、当社での取り扱いは限定的です。当社で多く取り扱っているアナログ、マイコン、パワー半導体などはまだ逼迫が継続しています。今下期(2023年3月期下期)から来上期(2024年3月期上期)までは逼迫が継続すると考えています。
Q2ビジョンロボットシステム「TriMath」について。今後どのような点を改善していく方針か。本格的な売上寄与はいつ頃を見込んでいるか。
A2「TriMath」の機能向上のために、ロボットの目になるカメラシステム部分と、対象物を認識するためのAI機能、ロボットの手になるハンド部分などの開発強化を進めています。売上寄与については、来期(2024年3月期)あるいは再来期(2025年3月期)からと考えています。
Q3中期経営計画「VISION2025」について。前倒しで目標達成した場合は見直しをするのか。
A3中期経営計画「VISION2025」の数値目標は、今回修正した通期(2023年3月期)業績予想を実現することができれば2年前倒しでおおむね達成したと言えます。しかし事業別で見ると、EC事業が目標を大きく上回っているのに対し、CN事業及びPB事業については目標達成の過程です。今期(2023年3月期)が終了した段階で総合的に判断します。
Q4アメリカによる中国向け輸出規制の影響はあるか。
A4現時点では、アメリカ政府の規制に十分配慮し中国向け輸出をしています。PB事業の自社製品は中国市場への展開を視野に入れて活動していますが、今後の米中関係を注視しながら対応していきます。
Q5来期(2024年3月期)以降の人員増の計画は。
A5前中間期(2022年3月期)と今中間期(2023年3月期)の比較では、およそ30名強の人員増となっていますが、来期(2024年3月期)以降もほぼ同水準と想定しています。大きく増やすというよりは、適切な人員を考えて採用活動を行っていきます。
Q6パワー半導体、アナログ半導体の逼迫要因について。需要と供給に分けて状況を説明してほしい。
A6需要面ですが、パワー半導体やアナログ半導体が使用される産業機器(ロボット・FA機器)、車載機器(EV、電装化)分野では需要が好調です。
供給面では、半導体メーカーは、比較的古いプロセスを使用するパワー半導体やアナログ半導体に比べて、収益性の高い最先端プロセスを使用した製品の出荷を優先する傾向があります。半導体メーカーの工場への投資などで供給は徐々に回復するものの、需要が強い中で供給が遅れているため、逼迫が継続すると考えています。

以上


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