投資家の皆様へ
2025年3月期 第3四半期 プレゼンテーション要旨
説明者: 代表取締役社長・CEO 徳重敦之
徳重でございます。
2025年3月期第3四半期の決算報告をさせていただきます。
2025年3月期第3四半期の決算は、前年同期比で減収減益となりました。
通期業績予想に対する進捗率は、売上?70.5%、経常利益62.5%、当期純利益64.1%であります。
業績の概要です。
前期比では、売上高は176億5,200万円減少の1,620億 9,600万円、経常利益は17億8,100万円減少の79億3,500万円、経常利益率は4.9%となりました。当期純利益は14億9,600万円減少の55億7,400万円となりました。
売上高の増減です。
コンピュータシステム関連事業は52億600万円の増加、プライベートブランド事業は7億6,100万円の増加となりました。一方で、半導体及び電子デバイス事業のディストリビューションは236億2,000万円の減少となりました。
"セグメント別の売上高・利益の状況です。
CN事業においては、機器、セキュリティ関連製品ともに販売が好調に推移し、保守・監視サービスの需要も拡大した結果、売上高は前期比24.9%増加の261億4,700万円、セグメント利益は前期比61.2%増加の31億8,600万円、セグメント利益率は12.2%となりました。
EC事業は、顧客商権の拡大がありましたが、サプライチェーンにおける在庫調整の長期化により、売上高は前期比14.4%減少の1,359億4,800万円、セグメント利益は前期比38.6%減少の47億4,900万円となりました。
セグメントごとの状況を説明いたします。
CN事業は、全ての品目で売上高が増加しました。ストレージ関連製品は大型案件もあり、システムインテグレーター向けが増加しました。
セキュリティ関連製品はクラウドセキュリティ製品を中心に、エンタープライズやシステムインテグレータ向けの販売が好調でした。また保守・監視サービスは、通信事業者、データセンター・クラウド事業者向けが伸長しました。
EC事業においては、車載機器向けは、商権拡大によりロジックICやボード・電子部品などが増加いたしました。一方で産業機器向けは、中国市場の停滞長期化による需要の減少や一部半導体メーカーの直販化の影響で減少いたしました。また、通信機器向けや民生機器向けも低調に推移いたしました。
PB事業は、ウェーハ検査装置の納入が本格化しことから増加となりました。TED長崎は、産業・電力機器向けは堅調に推移しましたが、半導体製造装置向けは低調でした。ファーストは、画像関連製品が堅調に推移いたしました。
その結果、PB事業の売上高は前期比7.7%増加の106億 4,700万円となり、EC事業における売上高比率は7.8%となりました。
貸借対照表です。
12月末の総資産は1,634億8,500万円と、前期末に比べて9億1,700万円 増加いたしました。
資産においては、売上高の減少もあり 売上債権が減少いたしました。一方で、商権拡大に伴い棚卸資産は増加いたしました。また、本社移転に伴う入居工事、備品等の購入により、固定資産が増加いたしました。
負債・純資産においては、仕入高減少により仕入債務が減少いたしました。また、運転資金減少に伴い、有利子負債も減少いたしました。保守サービスの伸長により前受金は増加いたしました。
キャッシュ・フロー計算書です。
棚卸資産は増加しましたが、売上債権及び契約資産が減少したことなどから、営業キャッシュ・フローは104億2,300万円のプラスとなりました。投資キャッシュ・フローは、主に固定資産の取得による支出などにより、21億3,700万円のマイナスとなりました。財務キャッシュ・フローは、借入金の返済や配当金の支払いなどにより、54億3,400万円のマイナスとなりました。
受注高は、438億4,700万円となりました。
CN事業は、IT投資が堅調であることに加えて、2024年3月期第3四半期以降は大型案件を受注しております。2025年3月期第3四半期は、公共機関向け案件もあり伸長いたしました。
EC事業では、長期受注の反動減と、顧客の在庫調整の長期化が受注状況に影響しております。
私からの説明は以上でございます。
ありがとうございました。