投資家の皆様へ
2025年3月期第1四半期 プレゼンテーション要旨
説明者: 代表取締役社長・CEO 徳重敦之
徳重でございます。
2025年3月期 第1四半期の決算報告をさせていただきます。
2025年3月期 第1四半期の決算は、売上高は前期比で減少いたしましたが、経常利益、当期純利益は増益で終えることができました。
中間業績予想に対する進捗率は、売上高 51.5%、経常利益 65.7%、当期純利益 65.6%と順調に推移しております。
業績の概要です。
前期比では、売上高は 24億 500万円減少の 566億 700万円、経常利益は 4億 7,000万円増加の 36億 1,400万円、当期純利益は 3億 700万円増加の 24億 9,400万円となりました。
売上高の増減です。
CN事業が 16億 4,100万円、PB事業が 1億 1,100万円の増加となった一方で、EC事業のディストリビューションは 41億 5,800万円の減少となりました。
セグメント別の売上高・利益の状況です。
CN事業においては、ストレージ関連製品とセキュリティ関連製品の販売が好調に推移し、保守・監視サービスも伸長した結果、売上高は前期比23.1%増加の 87億 4,100万円、セグメント利益は 前期比99.0%増加の 11億 5,300万円、セグメント利益率は 13.2%となりました。
EC事業においては、為替が想定以上の円安水準で推移したことと、顧客商権の拡大による車載機器向け販売の増加がありましたが、中国市場停滞の長期化などにより主に産業機器向けの販売が減少し、売上高は前期比7.8%減少の 478億 6,500万円となりました。
セグメント利益は、販管費が減少したことで前期比4.0%減少の 24億 6,000万円となり、セグメント利益率は0.2ポイント改善し5.1%となりました。
セグメントごとの状況を説明いたします。
CN事業は、品目別では、ストレージ関連製品は大型案件によりシステムインテグレーター向けが増加しました。また、クラウドセキュリティ製品が好調に推移しました。
ネットワーク関連製品は、前期の大型案件が減少したことなどから売上高が減少しました。
販売形態別では、システムインテグレーター向けのストレージ関連製品、保守・監視サービスが好調でした。
EC事業は、顧客商権の移管により車載機器向けのプロセッサ、メモリICが増加いたしました。一方で、産業機器向けは半導体製造装置をはじめとした産業機器向けの需要減少と、半導体メーカーの直販化の影響で減少いたしました。
PB事業は、2023年10月に譲り受けたウェーハ検査装置事業が寄与しました。
TED長崎は、産業機器、電力機器向けが好調に推移しましたが、半導体製造装置向けは低調でした。
ファーストは、検査システムが堅調に推移しました。
その結果、PB事業の売上高は前期比3.5%増加の 32億 6,200万円となり、EC事業における売上高比率は6.8%となりました。
貸借対照表です。
6月末の総資産は 1,618億 200万円と、前期末に比べて 7億 6,500万円減少いたしました。
資産においては、前期第4四半期比で売上高が減少したことで、売上債権が減少いたしました。一方で、商権拡大に伴い棚卸資産は増加いたしました。
負債・純資産においては、資金回収の進捗により有利子負債が減少いたしました。
キャッシュ・フロー計算書です。
棚卸資産は増加したものの、売上債権及び契約資産が減少したことなどから、営業キャッシュ・フローは 61億 1,100万円のプラスとなりました。
投資キャッシュ・フローは、主に固定資産の取得による支出などにより、3億 500万円のマイナスとなりました。
財務キャッシュ・フローは、借入金の返済や配当金の支払いなどにより、56億 9,100万円のマイナスとなりました。
受注高は 480億 1,800万円となりました。
CN事業は、IT投資が堅調であることに加えて、2024年3月期第3四半期以降は大型案件を受注しております。
EC事業では、長期受注の反動減が継続しております。また、一部半導体メーカーの直販化も影響しておりますが、今期の売上高予想に対しては、十分な受注水準を維持しております。
私からの説明は以上でございます。
ありがとうございました。