投資家の皆様へ

2024年3月期第3四半期 プレゼンテーション要旨

社長の徳重でございます。
2024年3月期第3四半期の決算報告をいたします。

2024年3月期 第3四半期決算概要

2024年3月期第3四半期の決算は、増益率が増収率を上回る、増益増収で終えることができました。
通期業績予想に対する進捗率は、売上高71.9%、経常利益72.0%、当期純利益72.4%と順調に推移しております。

業績概要 前期比

業績の概要です。
前期比では、売上高は 38億 5,100万円増加の1,797億 4,800万円、経常利益は12億 2,300万円増加の97億 1,700万円となり、経常利益率は5.4%と0.6ポイント改善いたしました。当期純利益は、11億 6,900万円増加の70億 7,000万円となりました。

業績概要 売上高増減

売上高の増減です。
全ての事業で売上高が増加し、第3四半期の売上高は1,797億円となりました。

セグメント別 売上高・利益

セグメント別の売上高・利益の状況です。
CN事業においては、IT機器の販売は減少しましたが、セキュリティ関連製品や保守・監視サービス等のストックビジネスが好調でした。また、為替変動リスク回避の方策を強化したことで、利益率が改善しました。売上高は前期比5.4%増加の209億 4,000万円、セグメント利益は 前期比90.9%増加の19億 7,600万円となりました。

EC事業は、半導体メーカーの直販化により産業機器向けの販売が 低調でありましたが、顧客商権の拡大による車載機器向け販売の 大幅増加、半導体の供給改善による受注残の消化、円安の影響もあり、売上高は前期比1.8%増加の1,588億 700万円、セグメント利益は 前期比3.8%増加の77億 4,100万円となりました。

セグメント情報 CN事業

セグメントごとの状況を説明いたします。
CN事業は、品目別では、ネットワーク関連製品、ストレージ関連製品は前期規模の大型案件が減少したことなどから売上高が減少しました。一方でセキュリティ関連製品では、クラウドセキュリティやエンドポイントセキュリティ製品が伸長いたしました。また、保守・監視サービスも好調に推移いたしました。

販売形態別では、システムインテグレーター向けのセキュリティ関連製品、保守・監視サービスが好調でした。また、通信事業者向けも伸長いたしました。

セグメント情報 EC事業

EC事業は、顧客商権の移管により、車載機器向けのプロセッサ、メモリICが大幅に増加いたしました。一方で産業機器向けは、半導体製造装置をはじめとした産業機器向けの需要減少と、半導体メーカーの直販化の影響で減少いたしました。また、コンピュータ及びその周辺機器や通信機器向けは低調に推移いたしました。

PB事業 売上高 EC事業

PB事業は、医療機器向けの設計・量産受託サービスが堅調に推移いたしました。TED長崎は、部材の調達が進んだことから、半導体製造装置向けが堅調でした。ファーストは産業機器向けが低調でありました。
その結果、PB事業の売上高は前期比4.9%増加の98億 8,600万円となり、EC事業における売上高比率は6.2%となりました。

貸借対照表

貸借対照表です。
12月末の総資産は1,557億 3,900万円と、前期末に比べて122億 8,700万円 増加いたしました。
資産においては、前期売上分の回収が進捗したことで売上債権が減少いたしました。一方で、商権拡大に伴い棚卸資産は増加いたしました。
負債・純資産においては、棚卸資産の増加等により有利子負債が増加いたしました。第3四半期において、コマーシャルペーパーを新規発行いたしました。

キャッシュ・フロー計算書

キャッシュ・フロー計算書です。
棚卸資産の増加や仕入債務の減少などの資金減少要因が、税金等調整前四半期純利益の増加や売上債権及び契約資産の増減額の減少などの資金増加要因を上回り、営業キャッシュ・フローは2億 5,700万円のマイナスとなりました。
投資キャッシュ・フローは、主に事業譲り受けによる支出などにより、24億 2,200万円のマイナスとなりました。
財務キャッシュ・フローは、借入金の増加とコマーシャルペーパーの新規発行などにより、63億 9,000万円のプラスとなりました。

受注高の推移

受注高は548億 600万円となりました。
CN事業は、IT投資が堅調であることに加えて、2024年3月期第3四半期は大型案件の受注がありました。
EC事業では長期受注の反動減が続いておりますが、今期の売上高予想に対しては十分な受注水準を維持しております。

私からの説明は以上でございます。
ありがとうございました。