投資家の皆様へ
2023年3月期第3四半期 プレゼンテーション要旨
説明者: 代表取締役社長 徳重敦之

社長の徳重でございます。
2023年3月期第3四半期の決算報告をさせていただきます。
2023年3月期第3四半期の決算は、ご覧の通り、前年同期比で増益増収となりました。
CN事業については、IT機器の需要は旺盛でありましたが、円安によるコスト増加の影響がありました。
EC事業については、半導体の需要が旺盛であり、かつ円安による収益の押し上げ効果もあり好調に推移いたしました。
PB事業については、受託開発が好調でありました。
業績の概要ですが、売上高は前期比480億400万円増加の1,758億9,600万円、経常利益は前期比42億3,300万円増加の84億9,300万円、当期純利益は前期比20億600万円増加の59億100万円となりました。
第3四半期を終えた時点での今期業績予想に対する進捗率は、売上76.5%、経常利益77.2%、当期純利益は77.7%であり、順調に推移しております。
営業外費用では為替差損が発生しておりますが、当社は為替変動リスクをヘッジするため先物為替予約を行っており、円安進行時は為替差損が発生いたします。この為替差損は、売上総利益と相殺されるため、経常利益への影響は軽微であります。
売上高は全事業で前期より増加となり、中でもEC事業が大きく増加いたしました。
セグメント別の売上高・利益の状況でありますが、CN事業は、IT機器の需要は旺盛でありましたが円安によるコスト増加の影響があり、売上高は198億6,200万円(前期比では28.3%の増加)、セグメント利益は 10億3,500万円(前期比では16.5%の減少)となりました。
EC事業は、半導体の需要が旺盛であったことに加え、EC事業の販売の約9割がドル取引あるいはドル連動の円取引のため、円安による押し上げ効果がありました。売上高は1,560億3,400万円(前期比では38.8%の増加)、セグメント利益は 74億5,800万円(前期比では146.9%の増加)となりました。
CN事業では、全ての品目で売上高が増加しており、特にクラウドやエンドポイント向けのセキュリティ製品の販売が好調に推移いたしました。
販売形態別では、システムインテグレーターやエンタープライズ向けのネットワーク製品の販売が好調でありました。
EC事業では、全ての品目で売上高が増加いたしました。
用途別では、産業機器向けはアナログICやプロセッサ、受託開発が増加いたしました。通信基地局向けは、電子部品やアナログIC、ロジックICが増加いたしました。
PB事業の売上高は、前期比40.4%増加の94億2,100万円となり、EC事業における売上高比率は6.0%となりました。
設計・量産受託サービスは医療機器や半導体製造装置向けが堅調、TED長崎は半導体製造装置向けが好調、ファーストは画像関連製品が回復基調となりました。
12月末の総資産は1,450億 6,600万円と、前期に比べて372億 6,400万円の増加となりました。
資産においては、受注や売上が好調であり、売上債権と棚卸資産が増加いたしました。一方、負債・純資産においては、運転資金需要の増加により有利子負債が増加いたしました。
キャッシュ・フローの状況でありますが、主に売上債権の増加等の資金減少要因が、仕入債務の増加等の資金増加要因を上回ったため、営業キャッシュ・フローはマイナスとなりました。売上高が伸びている局面では、営業キャッシュ・フローがマイナスになる傾向にあります。
また、増加運転資金を借入金で調達したことから資金増加要因が資金減少要因を上回り、財務キャッシュ・フローはプラスとなりました。
受注高の推移につきましては、CN事業は長納期受注が増加傾向にあります。EC事業では、第3四半期においては長納期受注に一服感が出ております。
私からのご説明は以上でございます。