ニュースリリース

報道関係各位

2022年3月8日
東京エレクトロン デバイス長崎株式会社

AC/DC電源の冗長化に対応した通信局舎設備遠隔監視ユニット
「RMS-DIO9632+AI08」を販売開始
〜統合監視ソフトウェアにより通信局舎設備の運用コストを削減〜

東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:徳重 敦之、以下TED) の子会社である東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(本社:長崎県諫早市、代表取締役社長:川浪 義光、以下TED長崎)は、従来の遠隔監視製品RMSシリーズに、冗長電源対応の1U高密度接点監視ユニットを新たに加えた「RMS-DIO9632+AI08」を開発し、2022年3月8日より販売を開始します。
URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/seihin/dio9632.html

国内の固定ブロードバンドサービスのインターネットトラフィックは、新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの普及や休校措置の拡大、動画再生需要の高まりにより飛躍的に増加しています。AIやビッグデータの活用、産業分野でのDXの推進により、さらなる通信量の増大が見込まれる中、今後さらなる通信インフラ設備の増強や安定稼働が求められています。

また、通信インフラを支える通信局舎の設備監視においては、長年にわたり開発・使用されてきたレガシー監視システムが導入されているケースがあります。システムがベンダーに依存するため製品費用と保守費用が発生するなど運用コスト増加の要因となっています。

通信局舎設備遠隔監視ユニット「RMS-DIO9632+AI08」は、AC(交流)電源のみであった従来機「RMS-DIO80」にDC(直流)電源を追加した、キャリアグレード接点監視装置です。
空調機、UPS、通信機器など通信局舎の設備から出力される故障信号や運転信号、各種アナログモニタ信号などをSNMP変換することができ、オープンソースの統合監視ソフトウェアZabbixなどから監視が可能です。さらにAC/DCの電源冗長化によりモニタ信号監視のダウンタイムを最小化し、通信局舎の安定稼働を実現します。

Zabbixなどオープンソースな統合監視ソフトウェアの利用により、プロセスやネットワーク、ログの監視だけでなくミドルウェアまで幅広い監視に対応し、Windows、Linux、商用や、SNMPに対応したネットワーク機器および、IPアドレスを保持する機器を監視します。システムの監視、アラート通知、パフォ−マンス可視化などにおいて高度なパフォーマンスを実現し、監視対象の規模(台数)に依存しないため、現状の監視コストを大幅に削減することが可能です。

TED長崎では、セキュリティ対策や環境監視を実現するラックモニタリングシステム製品を提供、システム構築、検証支援までワンストップで対応することで、電気通信局舎設備の安全で最適な運用を支援してまいります。

■「RMS-DIO9632」の主な特徴

  • DC(直流)電源とAC(交流)電源2つの冗長化に対応
  • 1Uサイズに128点の接点I/Fを収容し、うち32点は接点入出力制御に対応
  • SNMP対応により、オープンソースネットワーク統合監視ツール「Zabbix」と連携が可能
  • オプションのアナログ信号モジュール/RMS-AI08を接続し、4-20mA/±10Vのアナログ信号監視が可能
  • 温度センサ・湿度センサのディジーチェン接続に対応

Zabbixによる無人局舎の設備監視: https://www.ngs.teldevice.co.jp/zabbix-senser.html

■リリース製品

接点128点監視ユニット(入力専用96点+入出力兼用32点) : RMS-DIO9632
接点64点監視ユニット(入力専用48点+入出力兼用16点) : RMS-DIO4816
交流電源ユニット : RMS-DIOAC
直流電源ユニット : RMS-DIODC
アナログ入力モジュール : RMS-AI08

■販売価格

接点128点監視ユニット / RMS-DIO9632 (AC電源1台) 標準価格 ¥580,000(税別)
接点64点監視ユニット / RMS-DIO4816 (AC電源1台) 標準価格 ¥480,000(税別)
アナログ入力モジュール / RMS-AI08 標準価格 ¥54,000(税別)

■サポート体制

TED長崎では導入・構築・検証支援までをサポートするとともにヘルプデスクサービスを提供します。

■製品仕様

機能 仕様
デジタル信号入力監視 40msecサンプリング、チャタリング防止タイマ
デジタル信号出力制御 WebUI、SNMP-Setによるリモート制御
アナログ信号監視 40msecサンプリング、最大16点(1ch毎に4-20mA/±10V切替)
アナログ信号モジュール RMS-AI08 最大2台を接続(8点/台)
温度・湿度監視 温度最大8点、湿度最大4点(1-Wireポートに渡り配線)
ネットワークプロトコル IPv4によるHTTP/ICNP/SNMP/SNTP/SMTP/DHCP/DNSに対応
センサーログ 測定値を定期的に記録、CSVファイルでダウンロード可能
Syslog管理 Syslogサーバにシステムログや状態変化ログを出力可能
メールレポート 全センサの状態を定期的に電子メールでレポート送信可能
通報 センサによる状態変化検出時、電子メール・SNMPトラップで通知可能
SNMPエージェント機能 外部ノードからシステム状態の監視が可能

【東京エレクトロン デバイス長崎株式会社について】

東京エレクトロンデバイス長崎は、スマートエネルギー関連製品、リモート監視関連製品、CTI関連製品などの自社ブランド製品をもつメーカーです。そのデジタル化技術で各種電子機器の受託開発、試作、量産までワンストップで対応しています。
URL:https://www.ngs.teldevice.co.jp/

【東京エレクトロン デバイス株式会社について】

東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。
URL:https://www.teldevice.co.jp/

<本製品に関するお客様からのお問合せ先>

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社 情報機器営業部  高橋
Tel:045-443-4072、Fax:050-3606-5166

<本件に関する報道関係からのお問合せ先>

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社 総務部 才津
Tel:0957-25-2001、Fax:0957-25-2045

東京エレクトロン デバイス株式会社 総務部 広報グループ 堀田・山下
Tel:045-443-4239、Fax:045-443-4050

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