ニュースリリース
報道関係各位
2019年5月14日
載せる、広げる、撮影する、の3つのステップで小さな部品を簡単・正確に数える
数量カウント補助システム「めばかり君」を販売開始
東京エレクトロン デバイス株式会社(横浜市神奈川区、代表取締役社長:徳重 敦之 以下、TED)は、作業台に部品を載せる、広げる、カメラで撮影する、の3つのステップで、微小・軽量部品の数量カウントを行うシステム「めばかり君」を開発し、2019年5月14 日より販売します。
URL:https://www.inrevium.com/product/imageprocessing/mebakari-kun/
■背景
部品製造工場や物流センター、製品製造工場などの生産管理部門、物流部門では、部品の数量検品、在庫管理、小分け作業などの際に、部品を数える作業が発生します。ネジ、ワッシャー、受動部品、コネクタなどの微小・軽量部品では、電子はかりで重さを測定して数量を特定する方法を用いるのが主流です。しかし、部品によっては重さにばらつきがあること、測定誤差が生じやすいこと、担当者の測定スキルに左右されることなどから、正確なカウントが困難で、棚卸差異の半数はミスカウントが原因となっています。
ミスカウントがあった場合、部品費用のロスなど直接的な損失に加え、製品組み立て工程における不具合確認のための時間的損失、ミスカウントの発生原因の解析ならびに改善策の策定のための工数増加、さらに企業の信頼損失など、間接的な損失につながるため、部品製造工場や物流センター、製品製造工場などの生産管理部門、物流部門の大きな課題となっています。
■「めばかり君」について
本製品は、画像処理技術を用いることで、作業台に部品を載せる、広げる、カメラで撮影する、の3つのステップで、微小・軽量部品の数量カウントを行うシステムです。
従来の測定における誤差の原因であった重さを測定する方法とは異なり、対象物の外観の特徴をあらかじめ登録しておき、カメラで撮影した対象物の特徴と比較することで対象物を認識して数えるので、微小・軽量部品でも短時間で正確に数えることが可能です。
操作が簡単なので担当者の育成の必要がなく、作業時間の短縮や作業の標準化につながります。作業内容がログとして残せるので、ミスカウントがあった場合の改善策が立てやすく、トレーサビリティの確保も実現します。
また、特定の部品向けの専用機でないため、ユーザーのニーズに応じて、さまざまな部品に対応できます。
ミスカウントの防止により生産管理部門、物流部門の課題を解決し、企業の生産性向上に貢献します。
■めばかり君の特徴
- 画像処理で部品をカウントすることで、重さによる誤差を排除
- 作業台に部品を載せる、広げる、カメラで撮影する、の3つのステップで簡単に数量カウントが完了
- 「かんたん設定」モードで部品登録も簡単
- 作業画面には画像処理結果がリアルタイムで表示され直感的な操作が可能な管理画面を実現
- 作業履歴を簡単に確認できる履歴ビューアーを搭載
■製品構成一覧
項目 | 仕様概要 | 構成 |
---|---|---|
画像処理装置 | FAST FV1400-c10e64(めばかり君組み込み済み)/ACアダプタ | 1台 |
カメラ/ケーブル | CMOSイメージセンサ(カラー)/USB I/F | 1台 |
レンズ | メガピクセル対応マシンビジョンCCTVレンズ | 1台 |
バックライト照明 | トレース台(LED) | 1台 |
作業台 | 幅420mm×奥行469mm×高さ923.5mm、帯電防止、部品排出機能 | 1台 |
キーボード | USB I/F | 1台 |
マウス | USB I/F | 1台 |
モニター | 21.5型タッチパネルディスプレイ | 1台 |
バーコードリーダー | USB I/F( 対応規格:JAN/EAN、UPC、 CODE-39等 ) | 1台 |
■ご参考 めばかり君 部品登録・計数作業デモ動画
https://youtu.be/ssiHcHp9LIo (ワッシャ付きネジ)
https://youtu.be/cgLd0gjnBto (抵抗)
価格は170万円(税抜き)。本体及び設置・立ち上げ等の費用を含む。
TEDは、物流フローで数量カウントが必要となる、部品製造工場、物流センター、製品製造工場などへ販売活動を行います。
【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。
URL:https://www.teldevice.co.jp/
【inrevium(インレビアム) について】
東京エレクトロンデバイスは、1985年に開設した設計開発センターの豊富な設計開発経験を活かして、お客様の要求に基づくデザインサービス(設計受託業務)と、市場のニーズを先取りした自社開発商品を、”inrevium(インレビアム)”ブランドで提供する開発ビジネスに注力しています。今後も高付加価値の開発ビジネスに取り組んでいく予定です。
inrevium専用サイトURL:https://www.inrevium.com/
<本件に関する報道関係からのお問合せ先>
東京エレクトロン デバイス株式会社 広報・IR室 堀田・平
Tel:045-443-4005、Fax:045-443-4050
お問い合わせフォーム:https://www.teldevice.co.jp/cgi-bin/form/contact.php
<本製品に関するお客様からのお問合せ先>
東京エレクトロン デバイス株式会社
PB BU デジタルファクトリー営業部 本田
Tel:045-443-4030、Fax:045-443-4062
お問い合わせURL:https://www.inrevium.com/product/imageprocessing/mebakari-kun/
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