2024.03.21
IoTに求められるセキュリティは新たなフェーズに
“出荷前チェックだけでは不十分!”
ライフサイクル全体の管理を支援するソリューションとは?
IoT機器の増加に伴って、それを狙うサイバー攻撃もまた増加の一途をたどっています。日本をはじめとする各国政府は、セキュリティ対策を求める法規制やガイドラインの整備を進めています。今後は製品の企画・設計・開発時からセキュリティを考慮し、運用や廃棄に至るまで、ライフサイクル全体を見据えた対応がIoT機器メーカーに求められます。
IoT機器の増加に伴い頻発するサイバー攻撃
概要
企業のオフィスや産業制御システム領域でIoT機器が増加しています。ネットワークを介してさまざまな機器やセンサーをつなぎ、データを収集することにより、生産性の向上や新たな付加価値の創出につながると期待されており、2020年には全世界のIoT端末は約400億台に上ると予測されています。
しかしIoTがもたらすものは、明るい側面ばかりではありません。急速なIoT化に伴って、IoT機器を狙うサイバー攻撃もまた増加しています。情報通信研究機構(NICT)の調査によると、2014年から2017年の3年間でIoT機器を狙った攻撃は約5.7倍も増加しました。
こうした状況を背景に、政府も対策に乗り出しました。