2024.03.21
AI導入の悩みをMicrosoft Azureで解決画像判定から始める「クラウドAI +エッジ」活用
AI 導入をわずか数百円からスモールスタート
昨今、「業務改善にAIを活用したい」「AIで現場業務を自動化したい」などAIの導入・活用を前向きに考えるお客様が増えています。なかでも具体的なニーズが高まっているのが、目視検査(画像判定)へのAI適用です。ここでは、専門知識がなくても「安く、早く、簡単」にAIを導入できる方法をご紹介します。
専門知識がなくても目視検査作業にAIを活用へ
概要
出荷検査や検品、良品・不良品の判別など、人に頼っている目視検査作業を画像判定で効率化したいというニーズは、AI化することによる効果も得られやすいと思われます。
東京エレクトロンデバイスでは、こうした画像判定のAI化を、Microsoft Azureの「Custom Vision Service」ならびに「Azure IoT Edge」という2つのサービスを活用して実現する「クラウドAI+エッジ」ソリューションを提供しています。
Custom Vision Serviceは、画像をアップロードするだけで独自のAIモデルを簡単に作成できるサービスです。AIやディープラーニングなど、複雑な専門知識は不要で、50枚程度の画像データを用意すれば、誰でも簡単に、画像の分類や識別、物体検出などを実現することができます。
一方のAzure IoT Edgeは、従来クラウド上でしか動かなかったAzureの各種サービスを、業務現場(=エッジ)のデバイス上で実行できるようにするオープンソースのフレームワークです。Custom Vision Serviceで学習・作成したAIモデルも、このAzure IoT Edgeを搭載したデバイス上にエクスポートして動作させることができます。AIモデルをエッジデバイス上で実行することで、オフライン環境でもAIを活用できるようになり、リアルタイムに画像判別を行うことが可能となります。