ニュースリリース

2015年12月01日  

光コム社と東京エレクトロンデバイス
光コム方式 三次元形状測定器の共同開発で合意
〜精密加工部品などにおける高精度形状測定の超高速化を視野〜


東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:徳重 敦之 以下、TED)は、株式会社光コム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福沢 博志 以下、光コム社)と精密加工部品などの形状測定を目的とした光コム方式 三次元形状測定器の共同開発に合意したことを発表します。


光コム社は光コム発生器とその応用製品の技術開発のパイオニアで、「光コム方式」と呼ばれる独自の技術を三次元形状測定に応用する技術を保有しています。「光コム方式」とは、従来のレーザーやマルチモードの光源を使用する方式とは違い、少しずつ周波数(波長)の異なる光の波が一定の位相関係で同時に存在している「光のくし」を使用しており、「非常に精確な光のものさし」として知られる画期的な技術です。



従来方式,単一波長,複数波長(変調された単一波長),光コム方式,波長の異なる光の波が一定の位相関係で配列されている,光コム(光の櫛)



TEDは、産業機器を中心とする幅広い分野に、回路・基板設計からシステムレベルの設計、量産受託サービスにおよぶトータルサポートをinrevium(インレビアム)ブランドで提供しており、経験豊富な開発力と幅広い販売網を有しています。TEDと光コム社ではこの実績とノウハウを生かし、従来の測定器とは異なる画期的な測定原理「光コム方式」を搭載した三次元形状測定器を市場投入することで、自動車、航空部品などの精密加工部品、大型プレス加工などの金属部品などの開発支援に加え、製造現場における検査効率の向上に貢献してまいります。


現在、TEDと光コム社は、「光コム方式」を搭載した新たな三次元形状測定器を開発中で、2016年春に販売を開始する予定です。



【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やITソリューション等を提供する「商社機能」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「メーカー機能」を有する技術商社です。
URL:http://www.teldevice.co.jp/



【株式会社光コムについて】
光コム社は、2002年創業以来、光コム発生器とその応用製品の開発・製造・販売を行っており、現在はこの光コム技術を応用した光コム測長計(光コム絶対距離計、光コム三次元形状測定器)を主軸に、産業界で新しい光計測事業を展開しています。
現在の産業界に求められる計測においては、年々その要求精度は増し、生産量の拡大により検査に要する時間は短縮の一途をたどっています。光コム測長計は、産業界が求めるこれらのニーズに応える革新的な計測システムとして、製造現場における多種多様な計測ソリューションを提供しています。
URL:http://www.optocomb.com/



<本件に関する報道関係からのお問合せ先>
東京エレクトロン デバイス株式会社 管理本部 広報・IR室 堀田・福井
Tel:045-443-4005、Fax:045-443-4050
お問い合わせフォーム:https://www.teldevice.co.jp/cgi-bin/form/contact.php



<本製品に関するお客様からのお問合せ先>
東京エレクトロン デバイス株式会社
インレビアムカンパニー インレビアムマーケティング部 森川
Tel:045-443-4034、Fax:045-443-4063
お問い合わせフォーム:http://www.inrevium.com/contact.html



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