ニュースリリース

2013年4月10日  

<インレビアム関連>
Linuxカーネル標準搭載NANDフラッシュメモリ・デバイスドライバ対応
ECC IPマクロ製品「TE5571 ECC」の販売を開始

〜Linux、Android OS搭載の組み込み機器における
NANDフラッシュメモリ制御を容易に実現〜


東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:栗木 康幸、以下TED) は、Linuxカーネルに標準搭載されているNANDフラッシュメモリ・デバイスドライバおよび Memory Technology Device(MTD)と組み合わせて、SLC NANDフラッシュメモリを制御するために必要なECC機能をハードウェアで実現する IPマクロ製品「TE5571 ECC」を、4月10日に販売開始します。


フリーかつオープンソースな開発/頒布モデルのもとに、Linux OSおよび Linuxカーネルを使用しているAndroid OS を搭載した組み込み機器が急速に普及しています。
それらの機器開発者は、ASICまたはFPGA等にTEDのinreviumブランドとして提供する「TE5571 ECC」を組み込んで機器内に搭載し、さらに「TE5571 ECC」とLinuxカーネル標準搭載NANDフラッシュメモリ・デバイスドライバ/ MTDを接続する「TE5571ドライバ」(「TE5571 ECC」と共に提供)を組み込むだけで、SLC NANDフラッシュメモリ制御に必要な全機能を容易に実現することができます。



【ドライバ階層図】
http://www.teldevice.co.jp/news_release/download/te5571ecc.zip
1)ファイルシステム(Linuxカーネル標準搭載):ファイル管理
2)NANDフラッシュメモリ・デバイスドライバ(Linuxカーネル標準搭載):不良ブロック管理 および ウェアレべリング等
3)Memory Technology Device(MTD):NANDフラッシュメモリに対する読み出し/書き込み/消去 等の指示
4)「TE5571ドライバ」(本製品): 3)と5)の接続
5)「TE5571ECC」IPマクロ(本製品): 4bit または8bitエラー訂正用BCH ECC

ドライバ階層図

また、機器開発時に、Linuxのu-bootとLinuxカーネル圧縮イメージをNANDフラッシュメモリに格納しておけば、「TE5571 ECC」が内蔵するハードウェア・シーケンサを使って、NANDフラッシュメモリからのシステムブートを行うことも可能です。


【主な特徴】
http://www.inrevium.com/pm/nand/te5571ecc.html
「TE5571 ECC」
・4bit/8bit訂正を選択可能なBCH符号化/復号化機能ハードウェア内蔵
・NANDフラッシュメモリからのシステムブート用機能ハードウェア・シーケンサ内蔵
※ システムブートプログラムをサンプルコードで提供
・ブートプログラム用バッファ:1K/2K/4KB選択可能
・外部入力クロック:Max.100MHz
・ホストインタフェース:16bit
・NANDフラッシュメモリ インタフェース:8bit

「TE5571ドライバ」
・Linuxカーネル標準搭載NANDフラッシュメモリ・デバイスドライバ/MTDから「TE5571 ECC」のレジスタへのアクセスを仲介
・Linuxのメモリデバイス 汎用インタフェース MTD準拠
 ※ 動作確認済み環境 (注:下記以外の環境でご使用になる場合は、事前に弊社までご相談下さい。)
  ・Linuxカーネルバージョン:2.6.35
  ・ディストリビューション:ubuntu 10.04.4
*本ドライバはGPLに基づき許諾されます。なお、本ドライバのソースファイルの入手については下記フォームよりお問い合わせください。
お問い合わせフォーム  https://www.teldevice.co.jp/inrevium/contact_p_form.html


【販売価格】
標準販売価格:1ライセンス 450万円(税抜)
ライセンス範囲:特定単一LSIの開発から量産まで


【販売開始時期】
2013年4月より


【提供物】
・Verilog RTLソースコード
・RTLシミュレーション環境
・TE5571ドライバ
・データシート



※ このニュース リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。



【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。
URL:http://www.teldevice.co.jp/


【inrevium(インレビアム) について】
東京エレクトロンデバイスは、1985年に開設した設計開発センターの豊富な設計開発経験を活かして、お客様の要求に基づくデザインサービス(設計受託業務)と、市場のニーズを先取りした自社開発商品を、”inrevium(インレビアム)”ブランドで提供する開発ビジネスに注力しています。今後も高付加価値の開発ビジネスに取り組んでいく予定です。
inrevium専用サイトURL:http://www.inrevium.com/



【本件に関する報道関係からのお問合せ先】
東京エレクトロン デバイス株式会社 広報・IR室 堀田・福井
Tel:045-443-4005、Fax:045-443-4050
お問い合わせフォーム:https://www.teldevice.co.jp/cgi-bin/form/contact.php


【本製品に関するお客様からのお問合せ先】
東京エレクトロン デバイス株式会社 インレビアム事業部 武藤
Tel:045-443-4031、Fax:045-443-4059
お問い合わせフォーム  https://www.teldevice.co.jp/inrevium/contact_p_form.html