2012年11月13日
<インレビアム関連>
Zynq-7000 All Programmable SoCデバイス搭載
エクステンション・マイクロ・コントローラカード「TB-7Z-020-EMC」を開発
〜製品開発の多様なニーズに応える、理想的なシステム・レベル開発環境を実現〜
東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:栗木 康幸、以下TED) は、Zynq™-7000 All Programmable SoC搭載のエクステンション・マイクロ・コントローラカード「TB-7Z-020-EMC」を開発しました。
TEDの inrevium ブランドとして提供するTB-7Z-020-EMCは、FPGAファブリックとオンチップ接続されたARM® Cortex™-A9 MPcore、各種ペリフェラルを備えたZynq-7000 All Programmable SoCデバイスを搭載している評価プラットフォームで、開発規模に合わせたシステム・レベル評価環境を構築できます。
大規模ロジック開発の現場では、限られた数の評価環境をハードウェア/ソフトウェアエンジニアで共有する必要があります。特にソフトウェアエンジニアは頻繁に評価環境を利用できない場合、シミュレーションに時間がかかる、エミュレーションがシームレスに行えないなどの開発効率の悪さが問題となっていました。
TEDのASIC開発評価プラットフォームTB-7V-2000T-LSIや、FMCコネクタ搭載のFPGA評価プラットフォームと本製品を組み合わせることにより、ハードウェア/ソフトウェアエンジニアの分業を促進し、開発期間の大幅な短縮と開発費用の削減に貢献します。ソフトウェアエンジニアは、メインのFPGA評価プラットフォームと接続性の良い本製品で開発を行うことにより、実機での検証を繰り返し行いながら開発を進めることができるため、これまでにない効率の良いシステム・レベルの評価環境を実現します。
小型で多様な拡張インタフェースを持つ本製品は、FPGA評価プラットフォームとの接続のみならず、Zynq-7000 All Programmable SoCデバイスを含むARMプロセッサを使った製品開発や開発環境としても高いレベルのパフォーマンスを発揮し、デザインの生産性を加速させます。FMCコネクタなどの接続をサポートし、アプリケーションに合わせたインタフェースを追加することが可能なため、革新的な製品開発の実現に加えて、他社製品とは異なる独自の製品開発を必要とする多様なニーズに対応します。さらに、Linuxの組み込みサンプルなどのソフトウェアリファレンスデザインも提供しています。
なお、2012年11月14日より開催される、Embedded Technology 2012(ET2012)および2012年国際放送機器展(Inter BEE 2012)において、本製品を初展示します。
【TB-7Z-020-EMCの特長】
・システム・レベル開発環境による開発期間の短縮
・ソフトウェア開発の期間短縮、品質向上
・高い拡張性による設計資産の再利用化
【TB-7Z-020-EMC製品写真】
http://www.teldevice.co.jp/news_release/download/tb7z020emc.zip
エクステンション・マイクロ・コントローラカード |
ASIC開発評価プラットフォームTB-7V-2000T-LSIとの |
【TB-7Z-020-EMCの主な仕様】
●搭載デバイス: XC7Z020-CLG484
●搭載メモリ:
・DDR3 SDRAM x 2(16bit data bus x 2)
・MicroSDカードソケットとメディア x 1
・128Mbit QSPI フラッシュメモリー x 1
●拡張インタフェース
・FMC(LPC) x 2
- サムテック社 ASP-134604-01(Mezzanine)
- サムテック社 ASP-134603-01(Carrier)
・PMOD(Digilent module interface) x1
●汎用インタフェース
・Gigabit Ethernet x 1
・USB2.0 x 1
・UART(RS-232C) x 1
・CAN x 1
・DVI TX x 1
●デバックインタフェース
・JTAG x 2
- MICTOR-38 for ARM
- 10pin header for Xilinx Cable
・LED
・DIP SW
・Push SW
●クロック
・IDT社 5V49EE504 マルチクロックジェネレータ
- ARM 33.33MHz
- Logic 148.5MHz
●電源
・ACアダプタ
・リニアテクノロジー社 各種電源デバイス
●リファレンスデザイン
・FPGA評価ボードと接続するリファレンスデザイン
・DVI出力を使ったリファレンスデザイン
・Linuxブートリファレンスデザイン
●基板サイズ: 69mm x 130mm
【ブロック図】
http://www.teldevice.co.jp/news_release/download/tb7z020emc_bk.zip
【出荷開始時期】
2012年12月よりオーダー受付開始
2013年1月より順次出荷予定
【イベント出展のご案内】
【Embedded Technology 2012/組込み総合技術展 (ET2012)】
会期:2012年 11月14日(水)、15日(木)、16日(金) 3日間
場所:パシフィコ横浜
主催:社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)
出展:ザイリンクス株式会社と共同出展 (小間番号:F-30)
http://www.jasa.or.jp/et/ET2012/index.html
【2012年国際放送機器展/International Broadcast Equipment Exhibition 2012 (Inter BEE 2012)】
会期:2012年 11月14日(水)、15日(木)、16日(金) 3日間
場所:幕張メッセ
主催:一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
出展:ザイリンクス株式会社と共同出展 (ホール8 / 小間番号:8101)
http://www.inter-bee.com/ja/
※ このニュース リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。
URL:http://www.teldevice.co.jp/
【inrevium(インレビアム) について】
東京エレクトロンデバイスは、1985年に開設した設計開発センターの豊富な設計開発経験を活かして、お客様の要求に基づくデザインサービス(設計受託業務)と、市場のニーズを先取りした自社開発商品を、”inrevium(インレビアム)”ブランドで提供する開発ビジネスに注力しています。今後も高付加価値の開発ビジネスに取り組んでいく予定です。
inrevium専用サイトURL:http://www.inrevium.com/
【本件に関する報道関係からのお問合せ先】
東京エレクトロン デバイス株式会社 広報・IR室 堀田・福井
Tel:045-443-4005、Fax:045-443-4050
お問い合わせフォーム:https://www.teldevice.co.jp/cgi-bin/form/contact.php
【本製品に関するお客様からのお問合せ先】
東京エレクトロン デバイス株式会社 PLD事業部 PLD部 吉岡
Tel:045-443-4373、Fax:045-443-4058
お問い合わせフォーム:http://ppg.teldevice.co.jp/request/index.htm