社員紹介

エンジニア

K.T

半導体ソリューション | 2011年入社

技術者としてのこだわりを
大切にしています

エレクトロニクス商社の技術力を支える仕事

就職活動を意識し始めたのは、大学院に入学した頃だったと思います。製品やサービスにこだわらず幅広く活動したいという職業観があったので、最初から商社一本で活動していきました。総合商社・専門商社の比較から業界研究を始め、大学院で電気工学を専攻していたので、とりわけエレクトロニクス業界の商社を多く見ていきました。そんな中で東京エレクトロンデバイスに出会ったのです。
一次面接は面接というより日常会話をしている感じでした。面接時間がどんどん過ぎていき、「いつになったら面接始まるのだろう?」と思っていたら、「これで今日の面接は終わりです」と(笑)。入社後に面接官だった人とお話ししたら、「一次、二次、最終とでは観察する視点が違うからだよ」と教えてくれました。商社は技術者であってもお客様とお話しする機会が多いので、コミュニケーション力や人柄もチェックしていたのですね。ちなみに社長や役員との最終面接はとても緊張しました。広い会議室で厳かな雰囲気の中での面接でしたが、そんな中でも学生目線での質問をしてくれたことで自分らしさを出すことができたように思います。
入社後、私は半導体メーカー担当の営業部門のFAEとなりました。FAEはField Application Engineerの略で、半導体業界固有の職種です。その名の通り技術をベースとした仕事です。半導体を実際に購入するお客様はメーカーの開発担当者の方々です。営業担当とともにお客様のところに出向き、技術的な立場から製品提案を行います。価格が製品採用の決め手になる場合もありますが、技術的なメリットを理解していただき製品を採用してもらうことが私たちFAEの役割です。東京エレクトロンデバイスの取り扱い製品はほとんどが海外の半導体メーカーのものなので、データシートも半導体メーカーのエンジニアとのコミュニケーションも全て英語です。お客様にとって、時差なく日本語でコミュニケーションできる技術者が存在するというメリットも大きいと思います。

商品提案から不具合対応まで幅広く

私たちの仕事は技術提案だけでなく、障害対応(トラブルシューティング)も重要な仕事のひとつです。お客様の製品開発中に半導体に障害が起きた場合は、さまざまな条件下で取得したデータを解析し、障害の原因を究明します。半導体の中で起きている現象は目に見えるものではないので、障害の原因となりうる要素を一つ一つ確認するというとても地道な作業です。お客様の開発スケジュールを遅延させるわけにはいかないので、社内で蓄積・共有している過去の事例もフル活用して、先輩エンジニアの協力も仰ぎながら、最優先事項として解決にあたります。お客様にご迷惑をおかけすることになりますので、できるかぎり最短の日程で解決するよう心掛けています。

取引実績のない新規のお客様に製品提案をするときが一番ワクワクします。お客様であるメーカーの開発担当者は製品企画全体のことを考えますから、構成要素である半導体部品の選定にまで時間をかけることが難しいのが一般的です。そこで私は、お客様の現状の製品の仕様や今後のロードマップをお伺いし、当社が取り扱う半導体の技術的なメリットをわかりやすくお伝えするようにしています。
そのときに私が重視していることは「効率アップ」と「長期的な視点」です。性能アップはもちろん大切なことですが、たとえば、複数の半導体部品を1つに集約する技術提案をすることで製品開発がしやすくなり開発効率アップにつながりますし、バージョンアップもしやすくなるので長期的にみれば開発期間の削減につながります。
見えにくいメリットかもしれませんが、そこに技術者としてのこだわりを持っています。

エンジニアの1日
  • 8:45 出社
    1日のタスクやメールをチェックをします。
  • 10:00 お客様先へ移動
    過去の商談レポートなどで案件内容を再確認します。
  • 11:00 商談
    新規デバイスについてお客様にご説明します。
  • 12:00 昼休み
    外出先で済ませることもあります。
  • 14:00 商談
    お客様と今後のソリューションについて打合せをします。
  • 16:00 帰社
    商談レポートの作成や新たな提案のための資料作成をします。
  • 19:00 退社
    友人や同僚と飲みに行くこともあります。